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第3章 令和5年度の自殺対策の実施状況 本文 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
出典情報 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》
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第3章

●令和5年度の自殺対策の実施状況

復興ばかりに目が向けられ、個々の被災者は後回しにされ、より孤立して、深刻な心理的問題は気
付かれにくくなる。
このような経過から、自殺の危険が高まる人が災害後しばらくして増えてくる。東日本大震災に
おいても福島県の自殺者数は災害翌年から数年間増加したことが知られている。特に、孤立、高齢
者、精神医療の受療困難、支援を求めない我慢強さは、いずれも自殺の危険を高める要因とされて
いる。
「能登はやさしや土までも」というこの地域の住民の性向を表す有名な言葉があるが、それが
周囲を思いやり自分の悩みを語らない意味も含むとすれば、今後の被災者のメンタルヘルスの悪化
が心配である。現地には細く長いこころのケアを望みたい。

ひび割れた道路を徒歩で孤立住宅訪問に向かうDPAT等合同チーム

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