よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


第3章 令和5年度の自殺対策の実施状況 本文 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
出典情報 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第3章

●令和5年度の自殺対策の実施状況

手引を掲載して、その周知を図っている。
自殺対策推進センターでは、WHO手引及
び「自殺対策を推進するために映画制作者と
舞台・映像関係者に知ってもらいたい基礎知

に開催し、令和6年1月21日に「枠を越えた
つながりが生む、更なる一歩」をテーマに開

また、メディア従事者やインターネットプ
ラットフォーマーを対象とした「自殺報道の



識」などの翻訳版をWebサイトで公表して
いる。

あり方を考える勉強会」を開催し、自殺や自
殺対策について、WHO手引などに基づき適
切な報道がなされるよう支援を行っている。



催した。

自殺対策に関する国際協力の推進

「3 自殺総合対策の推進に資する調査研
究等を推進する取組 ⑼海外への情報発信の
強化を通じた国際協力の推進」参照。

自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ取組



地域の自殺未遂者等支援の拠点機能
を担う医療機関の整備

厚生労働省では、自殺未遂の既往が自殺の
危険因子の一つであることが示されているこ
とを踏まえ、平成30年度から「自殺未遂者
等支援拠点医療機関整備事業」を実施し、地
域における自殺未遂者支援の拠点となる医療
機関の整備を支援することにより、自殺未遂
者対策の向上を図っている。

和4年度から、自殺未遂者に対してより実効
的な介入、援助の方法を確立すべく、自傷・
自殺未遂者の登録システムである自傷・自殺
未遂レジストリの運用を行っている(収集さ
れたデータは通常の救急診療の中で取得され
た情報であり、個人情報は含まない。

。令和
5年度末までに全国57の救命救急センター
の参加を得ている。

救急医療機関における精神科医によ
る診療体制等の充実

令和4年度の診療報酬改定においては、自
殺企図により入院した患者に対し、精神保健
福祉士等が、退院後も一定期間継続して、生
活上の課題の確認、助言及び指導を行うこと

実施し、自殺未遂者等の精神・身体合併症患
者への対応が可能となるような体制整備を

図等の重篤な精神疾患患者に対して、特定の
研修を受けた精神科医が治療等を行った場合



厚生労働省では、精神科救急情報センター
や、輪番制等による精神科救急医療施設の整
備を行う「精神科救急医療体制整備事業」を

図っている。さらに、救命救急センターにお
いて、救急医療の実施と併せて、精神科の医

に対する診療報酬における評価について、精
神保健福祉士の配置を必須化するなどの見直
しを行った。また、急性期における、自殺企

の評価を新設した。

師による診療等が速やかに行われるよう、精
神科の医師を必要に応じ適時確保すること
を、各都道府県に求めている。



「自殺未遂者・自殺者遺族等へのケアガイド
ライン」を基に、救急医療の従事者を対象と

「6

自殺対策推進センターでは、日本臨床救急
医学会と日本精神科救急学会の協力により、

した「自殺未遂者ケア研修」を、一般救急版
及び精神科救急版に分けて開催している。令

136

令和5年度は、令和5年7月15日に「地方メ
ディアが変える、地域の自殺対策」をテーマ

医療と地域の連携推進による包括的
な未遂者支援の強化

「6 適切な精神保健医療福祉サービスを
受けられるようにする取組 ⑴精神科医療、
保健、福祉等の各施策の連動性の向上」及び

適切な精神保健医療福祉サービスを受

けられるようにする取組 ⑶精神保健医療福
祉サービスの連動性を高めるための専門職の
配置」参照。