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第3章 令和5年度の自殺対策の実施状況 本文 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html |
出典情報 | 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》 |
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第3章
3
●令和5年度の自殺対策の実施状況
自殺総合対策の推進に資する調査研究等を推進する取組
⑴
自殺の実態や自殺対策の実施状況等
に関する調査研究及び検証
自殺対策推進センターでは、実践的な自殺
対策につながる研究を促進するために、
「革
研究事業)を行っている。令和5年度におい
ては、以下の3領域16研究課題の委託研究
が行われた。
領域1:子ども・若者に対する
自殺対策
・オンライン不登校支援事業が子どもの学校復帰に及ぼす効果に関する
研究
・SOSの出し方教育における地域連携モデルの開発
・児童生徒の自殺リスク予測アルゴリズムの解明:自殺リスク評価ツー
ル(RAMPS)を活用した全国小中高等学校での大規模実証研究に
よって
・全小児科医を対象とした大規模調査:「小児科による自殺防止セーフ
ティネット」構築へ向けた課題整理と政策提言に関する研究
・子どもの抑うつに対する遠隔メンタルヘルスケアの社会実装と早期受
療システム整備-KOKOROBOと子どもの精神疾患レジストリ連携-
・大学生および妊産婦の社会的孤立・孤独に注目したAYA世代の自殺
対策プログラムの開発
・学校において教職員がゲートキーパーとして機能するためには何が必
要か?-チーム学校によるマルチレベルな自殺予防体制の支援・組織
モデルの構築-
領域2:自殺ハイリスク群の実
態分析とアプローチ
・トラウマを有する者における自殺行動の予測と予防に向けた認知機
能・認知バイアスの検討
・非行を有するハイリスクな青少年の自殺・自傷行為の理解・予防・対
応策に関する包括的な検討
・がん患者の自殺に関する全国実態分析とがん診療病院自殺対策プログ
ラムの検討
・DPCおよびレセプトデータを用いた自殺企図者の医療機関受診状況
の分析
領域3:ビッグデータ・AI等を
活用した自殺対策
・視覚情報のAI分析を活用したメンタルヘルスDXプロジェクト
・IoT活用による子どもの援助希求行動の促進に関する研究
・ポストコロナの自殺対策に資する統計等のミクロデータ利活用推進に
関する研究
・過量服薬のゲートキーパーの養成を目指したビッグデータ解析と新規
養成システムの構築:地域の薬局を「気付き」と「傾聴」の拠点とし
た過量服薬の防止
・兵庫県における医療ビッグデータと法医学データを組み合わせたコ
ホートデータベースを用いたリアルワールドデータによる自殺リスク
の検討
⑵
調査研究及び検証による成果の活用
自殺対策推進センターでは、自殺総合対策
う「自殺対策推進レアール」を開催してい
る。
Webサイトを開設し、この中で、学際的な
観点から関係者が連携して自殺対策の
PDCAサイクルに取り組むための情報発信
本部より世界保健機関協力センター
(WHOCC)に指定されており、グローバ
ルな自殺対策の人材育成やWHOの公文書の
に 関 す る 情 報 の 収 集 及 び 発 信 に 関 し て、
を実施している。また、革新的自殺研究推進
プログラムの委託研究成果の紹介とその社会
的還元について関係者を交えて意見交換を行
110
新的自殺研究推進プログラム」
(公募型委託
さらに、自殺対策推進センターは、WHO
翻訳などを行い、国際的な自殺対策の推進に
貢献している。
加えて、WHOの文書「自殺予防を推進す
3
●令和5年度の自殺対策の実施状況
自殺総合対策の推進に資する調査研究等を推進する取組
⑴
自殺の実態や自殺対策の実施状況等
に関する調査研究及び検証
自殺対策推進センターでは、実践的な自殺
対策につながる研究を促進するために、
「革
研究事業)を行っている。令和5年度におい
ては、以下の3領域16研究課題の委託研究
が行われた。
領域1:子ども・若者に対する
自殺対策
・オンライン不登校支援事業が子どもの学校復帰に及ぼす効果に関する
研究
・SOSの出し方教育における地域連携モデルの開発
・児童生徒の自殺リスク予測アルゴリズムの解明:自殺リスク評価ツー
ル(RAMPS)を活用した全国小中高等学校での大規模実証研究に
よって
・全小児科医を対象とした大規模調査:「小児科による自殺防止セーフ
ティネット」構築へ向けた課題整理と政策提言に関する研究
・子どもの抑うつに対する遠隔メンタルヘルスケアの社会実装と早期受
療システム整備-KOKOROBOと子どもの精神疾患レジストリ連携-
・大学生および妊産婦の社会的孤立・孤独に注目したAYA世代の自殺
対策プログラムの開発
・学校において教職員がゲートキーパーとして機能するためには何が必
要か?-チーム学校によるマルチレベルな自殺予防体制の支援・組織
モデルの構築-
領域2:自殺ハイリスク群の実
態分析とアプローチ
・トラウマを有する者における自殺行動の予測と予防に向けた認知機
能・認知バイアスの検討
・非行を有するハイリスクな青少年の自殺・自傷行為の理解・予防・対
応策に関する包括的な検討
・がん患者の自殺に関する全国実態分析とがん診療病院自殺対策プログ
ラムの検討
・DPCおよびレセプトデータを用いた自殺企図者の医療機関受診状況
の分析
領域3:ビッグデータ・AI等を
活用した自殺対策
・視覚情報のAI分析を活用したメンタルヘルスDXプロジェクト
・IoT活用による子どもの援助希求行動の促進に関する研究
・ポストコロナの自殺対策に資する統計等のミクロデータ利活用推進に
関する研究
・過量服薬のゲートキーパーの養成を目指したビッグデータ解析と新規
養成システムの構築:地域の薬局を「気付き」と「傾聴」の拠点とし
た過量服薬の防止
・兵庫県における医療ビッグデータと法医学データを組み合わせたコ
ホートデータベースを用いたリアルワールドデータによる自殺リスク
の検討
⑵
調査研究及び検証による成果の活用
自殺対策推進センターでは、自殺総合対策
う「自殺対策推進レアール」を開催してい
る。
Webサイトを開設し、この中で、学際的な
観点から関係者が連携して自殺対策の
PDCAサイクルに取り組むための情報発信
本部より世界保健機関協力センター
(WHOCC)に指定されており、グローバ
ルな自殺対策の人材育成やWHOの公文書の
に 関 す る 情 報 の 収 集 及 び 発 信 に 関 し て、
を実施している。また、革新的自殺研究推進
プログラムの委託研究成果の紹介とその社会
的還元について関係者を交えて意見交換を行
110
新的自殺研究推進プログラム」
(公募型委託
さらに、自殺対策推進センターは、WHO
翻訳などを行い、国際的な自殺対策の推進に
貢献している。
加えて、WHOの文書「自殺予防を推進す