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第3章 令和5年度の自殺対策の実施状況 本文 (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
出典情報 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》
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ター等につながる全国共通番号「#8008(は
れれば)」の周知・広報を実施し、相談窓口
の更なる周知を図っている。
新型コロナウイルス感染症の影響による望
まない孤独・孤立で不安を抱える女性が、社
会との絆・つながりを回復することができる

よう、NPO等の知見を活用した相談支援や
その一環として行う生理用品の提供等のきめ
細かい支援ができるよう、「地域女性活躍推
進交付金」によって、地方公共団体が民間団
体を含む多様な主体による連携体制の構築の
下で地域の実情に応じて行う取組を支援して
いる。



困難な問題を抱える女性への支援

対象者の意思の尊重と福祉の増進、人権の擁
護等を理念とする新たな支援の仕組みを構築
する「困難な問題を抱える女性への支援に関

する法律」
(令和4年法律第52号。以下「女
性支援新法」という。
)が令和6年4月から
施行されることとなった。
女性支援新法においては、女性相談支援員

の市町村への配置の努力義務化、地方公共団
体における支援調整会議の設置の努力義務
化、民間団体との協働支援が明記されている
こと等、地域における支援体制の強化が盛り

込まれたことを踏まえ、その円滑な実施に向
けて、様々な状況に置かれている女性への実
効性ある支援の充実・強化に取り組んでい
る。
「7 社会全体の自殺リスクを低下させる
取組 ⑿児童虐待や性犯罪・性暴力の被害者
への支援の充実」参照。

第3章
令和5年度の自殺対策の
実施状況

女性が抱える困難な問題は、性暴力や性的
虐待、性的搾取等の性的な被害や家庭関係の
破綻、生活困窮など、多様化するとともに複
合化し、そのために複雑化している。このよ
うな状況は、コロナ禍でより顕在化し、
「孤
独・孤立対策」といった視点を含め新たな女
性支援強化が喫緊の課題となった。こうした

中、困難な問題を抱える女性を支援する施策
を、従前の根拠法であった「売春防止法」
(昭
和31年法律第118号)から脱却させ、支援

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