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父親支援マニュアル (31 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第3章

事業構築に向けたアプローチ

2 評価指標の設定
評価の視点としては、ストラクチャー(構造)、

程度参加が得られたのかを示す。アウトカムは事

プロセス(過程)、アウトプット(実施量)、アウト

業の目的・目標の達成度や成果の数値目標に対す

カム(結果)がある。

る評価である。これら評価の視点の例を表 3 − 3

ストラクチャーは事業を実施するための仕組み

に示す。なお、これらの評価のタイミングは、事

や体制などを評価する視点で、プロセスは事業の

業実施後のみに行うのではなく、PDCAサイク

目的や目標の達成に向けた過程(手順)や実施状況

ルのすべてのプロセスで行いたい。そのため、計

から事業の妥当性を評価する。アウトプットは事

画書作成の段階で、具体的な評価項目を設定して

業の実施量や予定していた参加者数のうち、どの

おくことが望ましい。

表3−3

事業の評価の視点(例)
視点

評価の内容(例)

事業を実施するための仕組みや体制 〉

ストラクチャー

事業の実施体制(スタッフ・設備・機材・社会資源など)
事業への参加しやすさ(曜日・時間・アクセスなど)

〈事業の目的や目標達成に向けた過程、事業の妥当性〉

プロセス

対象に関する現状の把握
事業の目的・目標・方法などの設定
対象者の満足度

アウトプット

〈事業の定量的な結果〉
事業への参加者数・率や実施回数
上記項目の経年的な変化

〈事業目的・目標の達成度、成果の数値目標〉

アウトカム

課題解決に向けた意識の変容
参加者の知識、技能、態度、意見の変化
上記の変化に伴う参加者の状態の変化

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