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父親支援マニュアル (33 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第3章

事業構築に向けたアプローチ

まとめ

本章では自治体における事業実施による父親支援に焦点をあて、
父親支援を目的とした新規事業をどのように構築するのかについ
て述べてきた。新規事業の実施というと、その内容や方法に焦点
があたり、担当者として実施することばかりに気持ちが向きがち
になる。もちろん、父親支援の取り組みを進めるには、担当者の
マインドやモチベーションは重要であるが、公金で事業を実施す
るからには効果や公共性が求められる。したがって、本章に示し
た事業構築のプロセスを参考に、まずは事業の位置づけや対象者
のニーズを捉えるとともに、実施後の評価までを見据えて事業構
築を計画的にすすめて頂きたい。そして、事業立ち上げ時の気持
ちを事業継続へのモチベーションに変え、多くの自治体において
父親支援への取り組みが当然のように行われることを期待したい。

[注]
1 高木悦子,小崎恭弘,阿川勇太,竹原健二(2023).全国地方自治体で実施されている父親を主な対象とするポピュレーションアプローチ事業
の実施状況調査結果報告.日本公衆衛生雑誌,70(8),
483-494.
[参考文献]
埴岡健一
(2023)
.レクチャー 2

ロジックモデルの実際,2023年6月2日

厚生労働省

令和5年度第1回医療政策研修会グループワーク「ロ

ジックモデルの活用」,https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001106697.pdf (2024年8月11日閲覧)
井伊久美子,荒木田美香子,松本珠実,他編(2018).新版保健師業務要覧
井伊久美子,勝又浜子,森永裕美子,他編(2024).新版保健師業務要覧

第3版
第4版

2018年版,
日本看護協会出版会,東京.
2024年版,日本看護協会出版会,東京.

日本財団(2019).ロジックモデル作成ガイド,https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/01/gra̲pro̲soc̲gui̲03.pdf(2024 年8月11日閲覧)
標美奈子,他著(2015).標準保健師講座・1

公衆衛生看護学概論

第4版

33

医学書院,東京