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父親支援マニュアル (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf |
出典情報 | 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》 |
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第4章
母子保健・子育て支援事業の見直しとしての研修の実施
表 4 − 5 ー2 【ワークシート3】父親支援に関する課題の改善策(例:父親向け育児講座)
機会
父親向け育児講座
対象
該当月年齢児の父親
年に 1 回、父親向けの子育て講座を子育て支援センターと共催。
対象
方法 / 内容
未就学児の父親(定員20人)。子どもの同伴は不可としている。
周知方法
内容
広報誌・ホームページへの掲載・公的施設へのポスター及びチラシの設置
父親役割や子どもとの遊び方・母親とのコミュニケーションに関する講話
父親同士のグループディスカッション
課題
仕事をしている父親も参加しやすいように土日に開催しているが、応募が定員
の半数にも満たない。
短期的な改善策
(乳児の父親、1〜2 歳児の父親など)
対象を明確にし、ターゲットを限定する。
/
(乳幼児健診時のアプローチや
対象に直接、届くような広報方法を選択する。
改善のために
必要なサポート
保育所を通した広報など)
対象のニーズに合わせた内容を検討する。
関係機関と連携して企画(対象・広報・内容など)を検討する。
長期的な改善策
/
改善のために
必要なサポート
参加者の声を次回の講座の内容や広報活動に活用する。
目的に合わせた内容・方法になっているのか企画を再検討し、実施の方法や内容
(子ども同伴の体験型、知識伝達型のオンデマンドなど)を決定する
5 振り返りと全体での共有
テーター役割を設定できた場合には、
「 全体での
「振り返り」では、グループで出された意見を
共有」において課題や解決策における背景や工
参加者同士で確認し、
「 全体での共有」に向けて
夫 点、実 現 可 能 性 な ど を 質 問 す る こ と で、よ り
意見をまとめる作業を行う。その後、各グループ
効果的な研修になることが期待される。これは
が発表し、
「 全体での共有」を行う。
本研修をとおして得た経験を、具体的な取り組
このような内容の振り返りは、どのような意
みにつなぐ思考へと導く過程となる。特に、他者
見が出されたのかをあらためて確認することで、
との対話により行うことで、自分だけでは思い
その内容を客観視し、課題に対する解決策に対
つかない新たな気づきが得られる可能性がある。
する強み・弱みを把握する機会になる。
さらに、他職種の意見や考えは、自分の考えを広
また、グループあるいは研修全体にファシリ
げることにもつながる。
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母子保健・子育て支援事業の見直しとしての研修の実施
表 4 − 5 ー2 【ワークシート3】父親支援に関する課題の改善策(例:父親向け育児講座)
機会
父親向け育児講座
対象
該当月年齢児の父親
年に 1 回、父親向けの子育て講座を子育て支援センターと共催。
対象
方法 / 内容
未就学児の父親(定員20人)。子どもの同伴は不可としている。
周知方法
内容
広報誌・ホームページへの掲載・公的施設へのポスター及びチラシの設置
父親役割や子どもとの遊び方・母親とのコミュニケーションに関する講話
父親同士のグループディスカッション
課題
仕事をしている父親も参加しやすいように土日に開催しているが、応募が定員
の半数にも満たない。
短期的な改善策
(乳児の父親、1〜2 歳児の父親など)
対象を明確にし、ターゲットを限定する。
/
(乳幼児健診時のアプローチや
対象に直接、届くような広報方法を選択する。
改善のために
必要なサポート
保育所を通した広報など)
対象のニーズに合わせた内容を検討する。
関係機関と連携して企画(対象・広報・内容など)を検討する。
長期的な改善策
/
改善のために
必要なサポート
参加者の声を次回の講座の内容や広報活動に活用する。
目的に合わせた内容・方法になっているのか企画を再検討し、実施の方法や内容
(子ども同伴の体験型、知識伝達型のオンデマンドなど)を決定する
5 振り返りと全体での共有
テーター役割を設定できた場合には、
「 全体での
「振り返り」では、グループで出された意見を
共有」において課題や解決策における背景や工
参加者同士で確認し、
「 全体での共有」に向けて
夫 点、実 現 可 能 性 な ど を 質 問 す る こ と で、よ り
意見をまとめる作業を行う。その後、各グループ
効果的な研修になることが期待される。これは
が発表し、
「 全体での共有」を行う。
本研修をとおして得た経験を、具体的な取り組
このような内容の振り返りは、どのような意
みにつなぐ思考へと導く過程となる。特に、他者
見が出されたのかをあらためて確認することで、
との対話により行うことで、自分だけでは思い
その内容を客観視し、課題に対する解決策に対
つかない新たな気づきが得られる可能性がある。
する強み・弱みを把握する機会になる。
さらに、他職種の意見や考えは、自分の考えを広
また、グループあるいは研修全体にファシリ
げることにもつながる。
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