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父親支援マニュアル (47 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第4章

母子保健・子育て支援事業の見直しとしての研修の実施

としているため、問いかけを準備する際には、

なお、ファシリテーターが行う質問の例につい
ては、次項の「研修の資材」で提示する。

①問題共有
②原因探索

6 組織内の合意形成

③優先課題の決定

研 修 に よ っ て 得 ら れ た 課 題 と 解 決 策 の う ち、

④解決策の立案

実現可能性が高いものについては、その実現に
向けた取り組みを進めたい。なお、実現可能性の

を意識し、課題解決につながる問いかけを考え

判断としては、
「 現実的であるか」
「 必要性や意義

ておきたい。

を理解できるか」
「 目標の設定が可能か」などを

表 4 −6に、本研修の資材であるワークシート

考慮しながら、組織として決定する。また、自治

1〜3 を用いた場合に主となる問いかけと、参加

体 で の 実 施 に お い て は、組 織 と し て の 判 断( 決

者の思考を導く補足コメントの例を示す。

裁)や、内容によっては予算化の必要性が伴う。
そのため、
①倫理的な問題の有無(公平・公正であること)
②公的機関としての実施の意義
③予算化の必要性
これらについて必要な資料を準備し、別途検討
する必要がある。

研修の資材

1 研修における問いかけ
ファシリテーターが参加者に対して行う質問
や問いかけは、より効果的な思考を促す行為と
して非常に重要である。特に、本研修は知識伝達
型の研修ではなく、課題解決を目的とした参加
型の研修であるため、参加者の思考を焦点化さ
せるよう、適切な問いかけをすることが大切に
なる。そのため、ファシリテーターは多種多様な
問いかけを準備し、適切なタイミングで明確な
問いかけをする必要がある。
また、研修によっては対象となる職種が多様
で、所属する組織も異なることがあるため、複雑
で曖昧な問いや、複数の解釈が可能となる問い
は避けなければならない。
本研修は課題の抽出と解決策の検討を主目的

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