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父親支援マニュアル (43 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第4章

母子保健・子育て支援事業の見直しとしての研修の実施

表 4 − 4 −1【ワークシート 2 − 1】父親支援に関する具体的な内容と課題(例:乳幼児健康診査)

機会

4 か月児健康診査

対象

4 か月児の父親
問診票にて父親を含む家族の健康状態を把握する。
問診票は母親が記載していると考えられる。

方法 / 内容

質問内容はすべての乳幼児健診において、下記の共通形式を用いている。
問い)
「同居するご家族の健康状態を教えてください。」
回答)
「健康・不調(○○○○○○

※具体的な内容も詳しく記入)」

「父親を含めた家族」と記載しているため、父親に限定した状態の把握が困難。
父親自身の主観的な健康状態が明らかになっていない。
課題

健康状態が不良であったとしても、状態に関する詳細な聞き取りを行うだけで、
父親に対する直接的な支援をしていない。
収集した情報を整理し、集団あるいは地域の健康状態として評価していない。

表 4 − 4 − 2 【ワークシート 2 − 2】父親支援に関する具体的な内容と課題(例:父親向け育児講座)

機会

父親向け育児講座

対象

該当月年齢児の父親
年に 1 回、父親向けの子育て講座を子育て支援センターと共催。
対象

方法 / 内容

未就学児の父親(定員20人)。子どもの同伴は不可としている。

周知方法
内容

広報誌・ホームページへの掲載・公的施設へのポスター及びチラシの設置

父親役割や子どもとの遊び方・母親とのコミュニケーションに関する講話
父親同士のグループディスカッション

仕事をしている父親も参加しやすいように土日に開催しているが、応募が定員
の半数にも満たない。
課題

乳児の父親の参加が比較的多く、
父親同士の共通点が多いと推察されるが、
グループによってはディスカッションが盛り上がらない。
開催をしても、ネットワークの形成にはつながらない。

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