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父親支援マニュアル (41 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第4章

母子保健・子育て支援事業の見直しとしての研修の実施

表4 −2
構成

研修のスケジュール(例)
時間

テーマ

内容

資材など

5分

目的・目標の確認

研修の目的・目標の説明

スライド

10 分

前提の共有

10 分

現状の把握

10 分

課題の把握

10 分

優先順位の検討

30 分

改善策の検討

5分

振り返り

10 分

全体での共有

導入

成育基本法の説明
本市における父親の育児の実態

父親にアプローチする機会・接点
(シンクペアシェア:自己紹介を兼ねる)

展開

まとめ

現状の支援内容や改善すべき課題
(シンクペアシェア)

取り組むべき課題の優先順位の検討
(グループディスカッション)

課題に対する改善策の検討
(シンクペアシェア)

グループで出された意見のまとめ
(グループディスカッション)

グループ内でまとめた意見の発表

配布資料

ワークシート1
ワークシート2
ワークシート2
ワークシート3

配布資料
ホワイトボード

2 現状の把握
自治体における父親支援の現状として、担当

関・職種等によっても、父親と会う機会は異なる。

部署・ライフステージ(妊娠期・出産・育児期)別に、

したがって、研修を企画する段階で、研修の目的

父親にアプローチする機会としてどのようなも

に合わせて対象を吟味するとともに、グループ

の が あ る の か、表 4 −3【 ワ ー ク シ ー ト1 】に 整 理

ディスカッションのメンバー構成の検討や、使

する。

用するシート・資料を適切に準備する必要があ

父親支援の現状の把握については、支援者が

る。

父親にアプローチする機会や事業、取り組みの
場を記載する。この際、父親と直接対面する機会
もあれば、母親から情報を把握するなど間接的
に接する機会もあるが、ここでは、そのどちらの
場合も含む。より多くの機会を求める場合は、母
子支援のため家庭訪問した際に父親も家にいて
会った時や、父親が保健センターに手続きに来
た時など、比較的起こりえる偶然も、貴重な機会
として捉えたい。また、研修に参加する部署・機

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