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父親支援マニュアル (62 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第5章

具体的な支援策と実践例

生活習慣病予防と合わせた親子イベント

事業名

パパのための運動応援講座&子ども簡単おやつクッキング

対象

5歳児と父親(両親での参加も可能)

場所

駅前地域交流館、ふれあいセンター

担当者

保健師1名、理学療法士1名、管理栄養士1名、エアロビクスインストラクター1名

開催日および内容

土曜

<父親(と母親)>

①エアロビクス 60 分
②体力測定 15 分
③(運動後)運動に関するミニ講和 10 分

<子ども> ①おやつ作り(フルーツ白玉など)と試食
全てのプログラム終了後、親子で体を使った遊びを15 分実施
ポイント

参加者を2グループ(乳児・幼児)に分け、それぞれの月齢に応じた内容で実施している

父親の居場所や父親の交流にアプローチ

近ではアウトリーチ型として、そういったプロ

するプログラム

グ ラ ム に 保 健 師 等 が 参 加 し て、父 親 支 援 を 行

父親の育休取得や育児参画が進んでいるこ

なっている自治体も見られている。

となどから、父親が1人で乳幼児を連れて外出

父親のニーズとして、父親同士のつながりを

する機会も少しずつ増えてきている。しかしな

求める声もある。先ほどのように父親が自由に

がら、父親が1 人で気兼ねなく子どもを連れて

子どもを連れてくる場所で、専門職が間に入り

出かけられる場所が少なく、そこに困っている

ながらつながりを作るサポートをしていると

父 親 も お り、
「育休中にどこへいってもママが

ころもあれば、交流を目的とした自由な会 (パ

多いので行きづらく、スーパーと家の行き来で

パカフェなど)を開催し、参加者同士の交流を促

息が詰まった」、
「 子育て支援施設自体ママが使

すようなプログラムも見られている。

い や す い よ う に な っ て い て 行 き に く い 」、と い
うような声もある。
子育て支援の場においては、パパエリアを設
けている場所があったり、ニーズが多い場合は
平日に育休パパの集いを行っていたりすると
こ ろ も あ る。ま た、土 曜 日 に あ え て 父 親 に 限 定
した施設の開放時間を作っているところや、自
治体の会議室を開放して父親同士が交流でき
るプログラムを行なっている自治体がある。最

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