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父親支援マニュアル (67 ページ)

公開元URL https://www.ncchd.go.jp/scholar/section/policy/project/papasupport_manual.pdf
出典情報 日本初・自治体向け父親支援マニュアルを公開-「父親の産後うつ」や孤立を防ぎ、幸せな子育て期の実現を目指して-(1/30)《国立成育医療研究センター》
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第5章

具体的な支援策と実践例

まとめ

地域母子保健事業におけるポピュレーションアプローチ
としての父親支援に向けて
新型コロナウイルス感染症拡大防止が重視された 2020 年から
2023 年には、地域での母子保健事業は縮小、変更、中止を余儀
なくされてきた。本章において、実践例として紹介した事例は主
にコロナ感染拡大前から実施されていたもの、その他は新しく始
めた事業である。自治体によって実施可能な支援は異なると考え
られるが、前例がまだ少ないだけに、自由に考えることができる
という一面もある。これらの事例から、そのヒントを得ていただ
ければ幸いである。
地域の子育て支援等の他部署や他機関との連携を深める、と
いった仕組みづくりから、父親支援を考えることも有効な支援か
もしれない。父親に関わり、そのノウハウを持つ NPO 法人との
連携に関する事例も示した。特に、父親が父親を育てるという支
援は、こうした機関への委託が有効かもしれない。
子育ての地域包括支援が作られていく中で、父親が地域で子育
てをしている風景が当たり前に思える地域づくりにつなげるため
に、役立てていただければと願う。

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