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大腸がんファクトシート2024 (10 ページ)

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出典情報 大腸がん対策を推進するための「大腸がんファクトシート」公開(3/27)《国立がん研究センター》
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第1章

大腸がんの病態

1.2 大腸がんの病態(定義・症状・肉眼型・病理)

1.2 大腸がんの病態(定義・症状・肉眼型・病理)

大腸がん(注1)は大腸の粘膜上皮細胞から発生する悪

早期の段階では無症状のことがほとんどで、進行癌と

性腫瘍と定義される 1) 。粘膜上皮細胞から発生した大腸

なって初めて症状を呈することが多い。代表的な症状とし

癌は、次第に大腸壁を深く浸潤していく。進行する過程の

て、血便、便通変化、腹痛、腹部膨満感などが挙げられる。

中で大腸癌は転移をきたす。転移はリンパ行性転移、血行

癌が進行し、大腸管腔に狭窄を生じると、便の通過障害や

性転移、播種性転移に分けられ、リンパ節転移、他臓器転

腸閉塞が生じる。右側結腸癌では進行癌でも無症状のこ

移、腹膜播種を引き起こす。

とがあり注意を要する。

注1 : 大腸癌と大腸がん
大腸がんの表記には2種類あります。「がん」は悪性腫瘍全体を指し、「癌」は粘膜上皮細胞から発生する悪性腫瘍に限って使うとされて
います。

大腸癌の肉眼型は、以下のように分類される(図3)1)。
● 腫瘤型(1型)

● 表在型(0型)

● 潰瘍限局型(2型)

・ 0-Ⅱ:表面型

・ 0-Ⅰ:隆起型
0-Ⅰp:有茎性

0-Ⅱa:表面隆起型

● 潰瘍浸潤型(3型)

0-Ⅰsp:亜有茎性

0-Ⅱb:表面平坦型

● びまん浸潤型(4型)

0-Ⅰs:無茎性

0-Ⅱc:表面陥凹型

● 分類不能(5型)

図3 大腸癌の肉眼分類

0型(表在型)
Ⅰ型(隆起型)
Ⅰp
(有茎型)

Ⅰsp
(亜有茎型)
Ⅰs
(無茎型)

Ⅱ型(表面型)

1型
(腫瘤型)

Ⅱa
(表面隆起型)

2型
(潰瘍限局型)

(表面平坦型)

3型
(潰瘍浸潤型)

(表面陥凹型)

4型
(びまん浸潤型)

Ⅱb

Ⅱc

大腸癌研究会編.患者さんのための大腸癌治療ガイドライン2022年版.2022年,金原出版12)より作成

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