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大腸がんファクトシート2024 (40 ページ)

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出典情報 大腸がん対策を推進するための「大腸がんファクトシート」公開(3/27)《国立がん研究センター》
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第4章

大腸がん検診

4.2 大腸がん検診プログラムと精度管理

図2A/2Bにおいて、1990-2018年までの日本と英国

上回った。英国女性の大腸がん死亡率は検診開始後

(イングランドとウェールズ)の大腸がん年齢調整罹患率

2007年と2008年に日本を上回ったが、その後は日本人

と年齢調整死亡率の推移を男女別に比較した14)。日本男

女性の大腸がん死亡率を下回っている(図2B)。

性の大腸がん罹患率は1995年以降横ばいが続いていた

組織型検診を実施している英国では検診開始後に一時

が、2004年頃より増加傾向である。英国では2010年頃

的な大腸がん罹患率が増加したが、大腸がん死亡率は

まで罹患率が増加した後に減少に転じている。日本人女

一貫して低下している。罹患率や死亡率の推移にはがん

性の大腸がん罹患率は一貫して増加傾向であるのに対し

検診やがん登録などのがん対策と医療システムや治療方

て、英国では2012年頃より減少に転じている(図2A)。

針の違いが大きく影響するため、両国の大腸がん罹患率

また、日本人男性の大腸がん死亡率は1996年をピーク

や死亡率の推移がすべてがん検診の影響であるとは言え

に減少に転じた。英国人男性はがん検診開始前より一貫

ない。しかし、日本では早くから検診プログラムを導入して

して死亡率減少傾向である。1996年には日本が英国の

いるにもかかわらず、検診受診率や精検受診率が低い

死亡率を上回り、近年は死亡率の差が拡大している。女性

ため、がん検診の死亡率減少効果が十分現れてない可能

の死亡率の推移も男性と類似しており、日本人女性の大腸

性がある。

がん死亡率減少は緩やかで、2001年には英国人女性を

図2A 大腸がん年齢調整罹患率の推移
(日本、英国イングランド. 1900-2018年)

図2B 大腸がん年齢調整死亡率の推移
(日本、英国イングランド・ウェールズ 1900-2018年)

Age-standardized rate (World) per 100 000,
incidence, males and females
Colorectum
Japan*-UK,England

Age-standardized rate (World) per 100 000,
mortality, males and females

Males

Colorectum
Japan*-UK,England
Males

Females

50

20
Age-Standardized Rate (World) per 100 000

Age-Standardized Rate (World) per 100 000

Japan, males*
45

40

Females

UK, England, males

35

30
Japan, females*

25
UK, England, females

Japan, males
15

UK, England and wales, males

10
Japan, females

UK, England and wales, females
7

20
90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 16
19 19 19 19 19 20 20 20 20 20 20 20 20 20

90 992 994 996 998 000 002 004 006 008 010 012 014 016 018
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1

19

Global Cancer Observatory Cancer Over Time14)を用いて作図

ー 39 ー