よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


大腸がんファクトシート2024 (6 ページ)

公開元URL
出典情報 大腸がん対策を推進するための「大腸がんファクトシート」公開(3/27)《国立がん研究センター》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

要 約

第5章 大腸がんの治療
● 内視鏡治療の原則は、一括切除による正確な組織学的検索であり、それに適した治療法を選択する必要がある。
● 病理診断で①SM浸潤距離1000μm以上、②脈管侵襲陽性、③低分化腺癌・印環細胞癌・粘液癌、、④浸潤先進部の簇
出Grade2/3の因子のうち一つでも該当するようであれば、リンパ節郭清を伴う追加外科切除を弱く推奨するとされて
いる
● 内視鏡的粘膜下層剥離術の開発により、従来であれば外科治療が行われていた2cm以上の大型の早期大腸がんや線
維化を伴う早期大腸癌などに対しても内視鏡治療の実施が可能となった。
● 遠隔転移を伴わない根治切除可能なstage 0-Ⅲ大腸がん(内視鏡切除可能例を除く)の標準治療は外科切除であり、
根治切除の原則は、①原発巣を含む十分な腸管切除と、②原発巣を栄養する血管によって規定される所属リンパ節の
系統的郭清である。
● 遠隔転移を伴うstage Ⅳの大腸癌であっても、原発巣・転移巣がともに切除可能である場合や、大腸癌による腸管狭窄
や出血などの症状を伴い化学療法が安全に行えない場合は手術の適応である。
● 腹腔鏡手術が83.8%と全国的に普及しているが、近年、ロボット支援手術が保険収載され、急速に件数が増加してい
る。
● 術後再発の87%が術後3年以内、97%が術後5年以内に診断されているため、サーベイランス期間は術後5年間が目
安とされている。
● 薬物療法には、術後再発抑制を目的とした補助化学療法と、延命や症状緩和を目的とした切除不能進行・再発大腸がん
に対する治療の2種類がある。
● 補助化学療法は主にStage Ⅲ大腸がんが対象で、再発リスクの高いStage II大腸がんに対しても実施されることがあ
る。
● 治療効果判定はCT、MRIなどで行うが、腫瘍縮小効果の判定にはRECISTが用いられる。
● 直腸がんの局所制御目的で放射線療法が用いられることがあるが、生存率の改善に関する明確なエビデンスはない。

ー5ー