地域医療介護総合確保基金（介護分）の有効活用
○ 平成27年に、地域における介護施設等の整備に関する事業や介護従事者の確保に関する事業を支援するため、「地域医療介護総合確保
基金」（介護分）を各都道府県に設置。
○ 毎年度、各都道府県が作成する計画を踏まえて国が必要額を交付し、各都道府県が計画に基づき事業を実施することとなっているが、特に施
設整備分については、一部事業の遅延や中止等の理由により、都道府県の基金に交付済の資金の一部が活用されずに残っている状況。
○ こうした状況を踏まえ、財源の有効活用を図る観点から、都道府県の計画を執行可能な現実的なものにするとともに、新しい事業の実施に当
たっては、都道府県の基金の残高を優先的に活用することとし、その分だけ国からの交付額を削減すべき。
地域医療介護総合確保基金の対象事業（介護分）

国
消費税財源活用
交付

都
道
府
県

提出

基金

都道府県計画

※国と都道府県の
負担割合２／３、 １／３

交付

申
請

交
付

市
町
村
交付

（基金事業計画)

介護施設等の整備に関する事業（地域密着型サービス等）
○ 地域密着型サービス施設等の整備への助成
○ 介護施設の開設準備経費等への支援
○ 特養多床室のプライバシー保護のための改修等による介護サービスの改善

介護従事者の確保に関する事業
○ 参入促進（ボランティアポイント活用支援、介護助手等の普及促進等）
○ 資質の向上（介護人材キャリアアップ研修支援等）
○ 労働環境・処遇の改善（負担軽減に資する介護ロボット・ ICTの導入支援等）
◆予算措置額の推移（国費）
令和元年度

令和2年度

令和3年度

令和4年度

施設整備分

467

467

412

412

人材確保分

82

82

137

137

提出

市町村計画
（基金事業計画）

（単位 億円）

◆都道府県の基金残高の合計（国費ベース、令和3年度末）
申請

事業者等（介護サービス事業所等）

（単位 億円）

施設整備分

人材確保分

919

127

令和4年度当初予算額の2倍超

92