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参考資料 2 (21 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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研究開発(AMEDと各省の研究開発)

資料Ⅱ-1-21

○ 医療分野の研究開発及びその環境の整備の実施、助成等の業務を行うため、平成27年に日本医療研究開発機構(AMED)を設置。
医療分野の研究開発における「研究費等のワンストップサービス化」と「基礎から実用化までの一貫した研究管理」を行うため、それまで文部科
学省、厚生労働省、経済産業省等に計上されてきた医療分野の研究開発に関する「予算の集約と一体的な実行」を行うこととされた。
○ 他方、依然として、各省研究機関(国立高度専門医療研究センター、医薬基盤・健康・栄養研究所、国立感染症研究所等)を通じた
研究や各省による研究も維持され、一部には類似の事業が存在するなど、必ずしも一元的な予算配分がなされているとは言い切れない。
【AMEDと各省(インハウス)研究機関の役割分担】(「健康・医療戦略」(令和3年4月9日))
○ AMEDは、資金配分機関として、国が定めた戦略に基づき、科学研究費助成事業等で生まれたシーズも活用しつつ、医療分野の実用化のための研究開発を基礎段
階から一貫して推進する。(略)
○ 各インハウス研究機関においても医療分野の研究開発を行っているところであり、AMEDの研究開発支援とも適切に連携・分担を図りつつ、全体として戦略的・体系的
な研究開発を推進していく。
○ AMED及びインハウス研究機関が推進する医療分野の研究開発については、国の方針・戦略を踏まえて推進するものであることから、統合プロジェクト以外の予算も含
め関連予算を戦略的・重点的に配分するため、推進本部において、有識者の意見も踏まえつつ、関係府省・機関に対して一元的な予算要求配分調整を実施する。
【AMEDと各省研究機関の令和4年度当初予算】
総務省

文部科学省

経済産業省

厚生労働省

AMED

5億円

586億円

183億円

475億円

各省研究機関



266億円

75億円

463億円

【AMEDと厚生労働省による研究(厚生労働科学研究)の整理】
政策立案、基準策定等の
ための基礎資料や科学的
根拠を得るための調査研究

政策の推進・評価
に関する研究

<事業例>
• 医薬基盤・健康・栄養研究所:ワクチン等の研究開発、創薬支援
• 国立高度専門医療研究センター:ゲノム・データ基盤の充実

政策に関係する技術開発
に関する研究

医療分野

医療分野
以外の分野

<事業例>
• 医薬品:ワクチン等の研究開発、創薬基盤の整備
• ゲノム・データ基盤:ゲノム・データ基盤の整備・利活用

AMED研究
厚生労働科学研究

(注)医療分野:医薬品創出、医療機器開発、革新的な医療技術創出拠点、再生医療、 オーダーメイド・ゲノム医療、がん、精神・神経疾
患、新興・再興感染症、難病等
医療分野以外の分野:労働安全衛生、食品安全、化学物質安全対策、健康安全・危機管理対策等

<事業例>
• がん対策政策推進総合研究事業:がんのゲノム解析等の
推進、データセンターの構築
• 難治性疾患政策研究事業:難病に関するゲノム医療推進
• 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業:ワク
チンの評価・データベース構築
(※)AMEDにおいても、ワクチンの有効性、安全性等に関す
る研究を実施中。