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参考資料 2 (75 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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資料Ⅱ-1-75

多床室の室料負担の見直し②

○ 介護医療院は、介護老人福祉施設(特養老人ホーム)と同様、家庭への復帰は限定的であり、利用者の「生活の場」となっている。
○ 介護老人保健施設は、施設の目的が「居宅における生活への復帰を目指すもの」とされ、少なくとも3か月ごとに退所の可否を判断することとされ
ている。しかし、一般的な医療機関でも長期入院の基準が180日となっている中で、介護老人保健施設の平均在所日数は300日を超えている
状況。入所者全体で3か月を超えて入所している利用者が77%、180日超が63%、1年超は46%となっている(令和元年9月末時点)。
○ さらに、入所当初の利用目的が「他施設への入所待機」や「看取り・ターミナル期への対応」という利用者が3割となっており、長期入所者の退
所困難理由でも「特養の入所待ちをしている」が38%、「家族の希望」が25%となっている。
○ こうした状況を踏まえ、居宅と施設の公平性を確保し、どの施設であっても公平な居住費(室料+光熱水費)を求めていく観点から、給付対象
となっている室料相当額について、第9期介護保険事業計画期間から、基本サービス費等から除外する見直しを行うべきである。
◆介護老人保健施設の入所サービス利用者の利用目的

◆介護保険施設における入所者・退所者の状況

0

家庭

32.0%

介護老人福祉施設

32.0%

介護老人保健施設

16.6%

医療機関

22.8%

家庭













退


0.4%

介護老人保健施設

6.5%

医療機関

74.2%

家庭

33.6%

介護老人福祉施設

0.9%

介護老人保健施設

2.4%

医療機関

48.5%

2.2%

介護老人福祉施設

1.9%

医療機関

23.7%

死亡












退





(出所)令和元年介護サービス施設・事業所調査結果

退


3)他施設への入所待機(特養、各種
ホーム、サ高住等)

医療機関

9.9%



52.2%

家庭

36.3%

介護老人福祉施設

9.1%

医療機関

33.3%

死亡

10.6%

4,000

5,000

3,248 人
(22.1%)
4,336 人
(29.5%)
3,935 人
(26.7%)

v 592 人
(4.0%)

2,610 人
(17.7%)

5)その他

3.9%

3,000

2)在宅生活を維持するため、自宅等から
入所(リピート含む)

7.8%

介護老人福祉施設

死亡









69.0%

2,000

1)在宅復帰を目指して、病院や他施設か
ら入所

4)看取り、ターミナル期への対応

家庭

8.2%

介護老人福祉施設

家庭

1,000

(出所)「介護老人保健施設における多職種連携を通じた在宅復帰・在宅支援等に関する調査研究
事業 報告書」全国老人保健施設協会(令和4年3月)

◆長期入所者における退所の困難理由(住宅強化型)
○ 認知度が重度である:20.6%
○ 自宅等では療養困難な医療処置を必要とする:7.3%
○ 自宅等では療養困難な精神疾患を有する:1.6%
○ 特養の入所待ちをしている:38.1%
○ 在宅生活を支える介護サービスが乏しい:5.1%
○ 家族の希望:25.0%
○ その他:6.7%



(出所)「介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援機能の強化へ向けて」全国老人保健
施設協会(平成30 年3 月)