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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(6)がんの予防法や早期発見手法に関する研究
これまでの成果の例
AMED評価

• 新たな発がんリスクとして、DNAメチル化異常と胃がんとの関連を明らかにするとともに、主要部位のがんについて、生活習慣にゲノ
ム情報を加えたリスク予測モデルを開発した。
• 早期発見マーカーの性能評価研究を進めるとともに、がん検診有効性評価のための大規模比較試験を長期にわたって支援中。

後半5年間での成果の例

• ピロリ菌除菌後健康人を対象とした世界初エピゲノム発がんリスク診断の実用化(国立がん研究センター 牛島 俊和)
正常組織に蓄積され、発がんリスクとなる微量の突然変異の新たな測定法を開発した。食道では、発がんリスクの上昇に応じて、突然
変異とDNAメチル化異常の両方が、胃では主にDNAメチル化異常が増加していることを発見した。食道では喫煙や過度の飲酒により、
胃ではピロリ菌感染により、正常組織でも既に突然変異が増加していることが示された。ライフスタイルに応じて蓄積した突然変異と
DNAメチル化異常を測定することで、正確な新しい発がんリスク診断に発展すると期待される。
• 腸内細菌を指標とした大腸がんの早期診断方法の開発(大阪大学 原 英二)
便中の腸内細菌叢をAIを用いて解析することで大腸がん患者と健常者を効率よく区別できる診断モデルの開発に成功し、大腸がんのス
クリーニングに利用できる可能性が示唆された。また、健常者に比べ大腸がん患者で著しく増加する腸内細菌を12種同定し、そのうち
の2つの菌に発がんストレス応答の一つである細胞老化を誘導する作用があることを見出した。今回開発された腸内細菌叢を活用した大
腸がん診断モデルを用いることで現在大腸がんのスクリーニングに広く使われている便潜血検査の問題点を補完出来ることが期待され
る。また、2つの菌の増殖を抑える方法を開発することで大腸がんの予防法開発につながることが期待される。
• 患者層別化マーカー探索技術の開発/がん免疫モニタリングによる患者層別化を行う基盤技術の開発(一般社団法人バイオ産業情報化
コンソーシアム 上田 龍三)血液中の微量LG2mの上昇が肝炎、肝がん患者の診断やその後の経過にどのような影響があるのか、基
礎的、探索的、検証的研究を行い、血清LG2mは最も肝発がんの危険に関わるマーカーであることが明らかにした。本研究により、1
①画像的に肝がんのないC型慢性肝炎治療後の患者で、将来の肝発がんの危険を血液診断する、②画像的に遠隔転移のない肝がん患者
で、将来の遠隔転移の危険を血液診断する、という、がん研究における二つのブレイクスルーを将来達成することが期待される。
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