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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(9)各柱にまたがる「横断的事項」について
⑥基盤整備等(データベース、細胞株やサンプルの利用、患者報告アウトカム)
構成員・参考人からの事前提出意見一覧①
現状と課題

今後の研究の方向性

データベース


データのインフラの整備が不十分である。

ワクチン接種者やがん検診受診者を追跡できるヘルスデータのインフ
ラの整備は、研究を推進する上で重要である。全体としての整備に時
間を要するのであれば、少し小さな地域(集団)を対象とした良質な
研究を奨励し、全体のインフラ整備の必要性を促すべきである。



拡充されてきている

継続性が重要なことは言うまでもないが、多様な技術進歩に合わせた
進歩を取り込んでいく仕組みが重要。データ科学の進展スピードを考
えると5年を単位にするバージョンアップでは遅いようにも感じられ
る。



国内外で公表されているデータベース(DB)の創薬
研究活用が進み、共同研究等での利活用が進んではい
るが、同意説明文書に記載されている内容が限定的で
あったり、一部の詳細患者背景が標準化・構造化され
ておらずデータの連結ができないなど、2次利用によ
りDBの価値を高めていく上で課題がある。

個人情報、電子カルテ等の課題が克服され、経時的で多様な質の高い
臨床情報を簡便に活用できる体制の構築や、企業がアクセス・利活用
出来る仕組みの構築の検討が必要と考えられる。各電子カルテ情報を
統合するための構造化とともに、非構造化データにおいても有効性・
安全性に関する一部の主要な部分から構造化に着手し、政策として実
施、拡大していく検討が必要である。



臨床データはもとより、がんゲノム等の種々の網羅的 1.国内臨床試験データの統合データベース化(一部は既に行われて
分子情報は様々な形でデータベース化されている(Cいる)
CATほか)。しかし、医学、産業や産学連携のプロ
2.リアルワールドデータを収集するためのインフラ整備(人材も)
ジェクトの場でより包括的かつ利活用がしやすい仕組 3.産学連携での利活用ルールの確立
みがなく、より成果を上げるためのデータベース構築
が必要である。特に特定臨床研究や、リアルワールド
データを集積しデータベース化する必要がある。



公的なデータベースである、がん登録、がんゲノム情 がん登録、がんゲノム情報レポジトリーと保健医療データプラット
報レポジトリーと、保健医療データプラットフォーム フォームの連携による情報基盤の構築が必要ではないか。(情報基盤
についての連携が進んでいない。
が形成されれば、学際的な検討が進むことも期待される)
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