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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(7)充実したサバイバーシップを実現する社会の構築を目指した研究
構成員・参考人からの事前提出意見一覧②

現状と課題

今後の研究の方向性



がんを知らないとジャッジもチョイスもできないが、圧倒的
に一般の方のがんに対する知識が足りていない。ヘルスリテ
ラシーの向上が重要。

がんを知ることはその先の予防、治療、精神的なもの、情報
リテラシー、相談窓口へのアクセスなどとてもたくさんのも
のにつながる。子供のがん教育も道半ばすぎるが、大人のが
ん教育も合わせてモデル地区を設定して行い、そうでない地
区との検診率(職域もきちんと掌握した正しい検診率)や発
見時のステージや病院へのアクセス、がん支援センターへの
アクセスなどを測定、有意差を出すような研究を行い、数字
で裏付けされた対策につなげるべきではないか。積極発信の
ための各種デジタル・リアルイベントなどメディアの活用に
関する研究も絶対的に必要。



がん相談支援センターなどの周知が広がらず、存在も知らな
い人が多い。また、知っていたとしても自分の病院でないの
でいけない、という誤解も広がる。

職域検診・市町村検診とも検診時の案内に『がんと診断され
たときにどうすればいいのか』を封入。封入した人としてい
ない人での再検診時の医療アクセスやその精神負担、相談支
援センターへのアクセスなどを追いかけることでその優位性
を探るような研究はどうか。また、地域で素晴らしいサイト
を作られたりしているがみんな一から作るのではなく、それ
を都道府県さらには地域ごと用にカスタマイズすることが大
事であり、それを援助してその成果を図る研究を進めてみて
はどうか。



患者の求めるニーズと家族のニーズ、医療従事者の思い、そ
して行政のニーズ、できるできないがミスマッチな部分があ
る。医療提供体制は限られているのでそれを誰に効率的に提
供していくかが課題。

治験や標準治療を終えたあとの拠点病院にいた患者は路頭に
迷っている人が多い。治療ができなくても終末期医療は受け
られるべきであるが、その退院後の研究は少ない。最期をど
う過ごすのか、家族も本人も後悔のないよう(全部は難しい
が)どういうリソースがあればいいのか、きちんとした研究
が必要。特にAYA世代の介護保険使えない問題からの居場所
なども喫緊の課題。
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