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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(7)充実したサバイバーシップを実現する社会の構築を目指した研究
これまでの成果の例
進捗の概要

• 戦略前半で進めてきたAYA世代のがん対策における課題の抽出や解決策に関する研究、がん治療と仕事の両立を進める研究等に続き、
中間評価にて戦略後半に支援していくべきとされた、職場を含めた社会全体でがん患者を支援する方策、患者の精神心理的ケア、小児
がん・AYA世代のがん患者の緩和ケア等について研究を行い、下記に挙げるような成果が得られた。
後半5年間での成果の例

• 課題名:がん患者の就労継続及び職場復帰に資する研究(平成29〜令和1年度)(国立がん研究センター 若尾 文彦)
がん患者が直面する経済的な面での情報提供と、事業者側と主治医などの医療者側とが適切な連携をとることの効果効用のリサーチ、
ならびにがん患者の診断から休職、復職までのメンタルヘルスについての知見をまとめ、がん拠点病院等医療機関のがん相談支援セン
ターや職域で活用できる実用的な「がん患者就労支援ガイダンス」、「就労意見書作成支援ソフト(がん共通版)」等を開発した。
• 課題名:思春期・若年成人(AYA)世代がん患者の包括的ケア提供体制の構築に関する研究(平成30〜令和2年度)
(国立国際医療研究センター 清水 千佳子)
がん診療連携拠点病院等に構築した「AYA支援チーム」のモデルの紹介やAYAがんの医療や支援の課題を、冊子「How to create an
AYA support team」にまとめ、公開した。
• 課題名:がん患者の療養生活の最終段階における体系的な苦痛緩和法の構築に関する研究(令和1〜3年度)
(国立がん研究センター 里見 絵里子)
がん疼痛・呼吸困難・終末期せん妄に対するアルゴリズム治療を含む緩和治療ガイドに基づいた医療従事者向けの研修会を令和3年11
月6日に開催した。また、難治性がん疼痛治療に関する実態調査を実施し、これにより得られた知見は令和4年1月14日に開催した
「第4回 がんの緩和ケアに係る部会」での検討に用いられた。
• 課題名:AYA世代がん患者に対する精神心理的支援プログラムおよび高校教育の提供方法の開発と実用化に関する研究
(令和1〜3年度)(名古屋医療センター 堀部 敬三)
AYA世代がん患者に対して包括的な質の高い精神心理的支援を提供できるよう「精神心理的支援プログラム」や、高校教育とがん治療
の両立のために「長期療養中の高校生の希望に応える好事例集」等を作成した。
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