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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(9)各柱にまたがる「横断的事項」について
構成員・参考人からの事前提出意見一覧

④リキッドバイオプシーに係る研究

現状と課題

今後の研究の方向性



オミクス技術の進展に伴い、その重要性は格段と高まって
きている。

データを臨床データも含めて多階層的に蓄積して行く継続性の
高い枠組みを構築して行くことが重要。



循環腫瘍DNA(ctDNA)や循環腫瘍細胞(CTC)を用いた診
断が現在は主流であり、再発の検出などに主として用いら
れている。

早期診断にリキッドバイオプシーを用いるためには、エクソ
ソームを用いた方法など新たな技術開発を行うことで、より感
度が高く特異度が高い検査にする必要がある。



全ゲノム解析が比較的容易に実施できるようになったほか
1.リキッドバイオプシーによる検査法の開発研究の強化する
遺伝子パネル検査が普及し、次世代シークエンサーにより
(全ゲノム、全エクソン、エピゲノム、メタボローム、マ
腫瘍循環DNAの検出が可能になりリキッドバイオプシーが
ルチオミクス対応など)
日常診療に普及しているが、遺伝子数やその検出感度には
2.がん検診、周術期治療へのリキッドバイオプシー診断の応
限界があること、がんゲノム以外の分子情報(エピゲノム、
用研究を強化する。
トランスクリプトームなど)を利用できるリキッドバイオ
プシーが未開発である(開発が遅れている)。



複数回の検査が可能であるリキッドバイオプシーの利点が
活かされていない(保険適応上)



今後ますます注目される領域であるが、既存あるいは競合
手法との比較評価が重要である。サポート機関などが提供
するコホート集団検体を使ったワークショップ形式の研究
なども考えられるのではないか。



これは研究レベルではなく、どのように実装化していくの
かを体系立てて考えることが急務である。



血液・尿・涙など様々なリキッドバイオプシーは低侵襲な
診断技術として開発が期待されている。ただ、実験成果
は?

複数回の検査の是非を検証するリキッドバイオプシー研究

早期発見や検査を受ける人の負担の軽減につながるので、早い
実装を願う。検診における利用の価値が高い。(しかし、乳が
んなどの調査研究は行われているが死亡率減少がネックとなり、
実装に時間がかかるのではないかと想像。より小さく見つかる、
など死亡率減少以外の指標を設定してほしい)。また治療成果
を判断する治療マーカーとしての期待も患者としては大きくあ
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ることから、分けて早い開発実装への研究を望む。