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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(3)患者に優しい新規医療技術開発に関する研究
構成員・参考人からの事前提出意見一覧②
現状と課題

今後の研究の方向性



重粒子線治療の短期化、 複数イオン照射・マイクロビーム照
射など新しい治療技術の開発



重粒子線治療装置の小型化・低コスト化

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アイソトープと新たなドラッグデリバリーシステムとの組合せ、
アクチニウムな どのα線放出核、さらにオージェ電子放出核を
用いた治療薬の開発

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核医学治療におけるアイソトープ 利用の規制緩和

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最新の量子科学技術を導入した診断・治療研究開発

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粒子線治療とRI内用療法に関して、高価な医療機器あるいは設 研究を進めていくことは重要であるが、医療の実装に伴い、医
療機関の設備投資や患者数とその実装の費用対効果といった社
備、治療に必要な核種の入手といった課題がある。
会経済的な視点を加味した研究の推進を検討すべきである。

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重粒子線治療は従来の放射線より短期間での治療が可能である 装置の小型化や受けられるがん種、がんの進行度の拡大など、
が、コスト面で課題がある、独自な技術があることからより適 副作用が少ない治療法を開発を推進するべき。また、コストを
下げるための治療の最適化の研究も進められるべき。どうして
応範囲を広げることを望む声が多い。
も手術を上回る生存率などが評価されるところだが、低浸潤で
手術が終えられることは社会復帰を早めることになったり、精
神的ダメージも減る。乳がんの場合は特に生存率が伸びている
ことから実験の期間も長く、結果が出づらい。副作用が少ない
治療、という目安も絶対に必要。

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量子科学技術の活用

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光や電子、原子など応用した科学技術の活用。生きた細胞内部 薬が放射線を出す、放射性薬剤治療研究はトリネガ乳がんや多
の詳細な情報の取得などまではたどり着いたが、疾患の病態解 発性がん、そしてこれまで目に見えなかった微小がんを見つけ
たり、診断しながら治療できる可能性がある。画像診断術とと
明やバイオマーカーとしての計測が望まれているのでは。
もに早期に開発されるべき。
6

精神疾患や神経疾患の仕組みの解明と診断・治療法の開発は急
務。がんは複合的に疾患がみられることからこの分野は低浸潤
で効率的な治療ができる可能性がある。