よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_具体的研究事項と横断的事項について (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(7)充実したサバイバーシップを実現する社会の構築を目指した研究
構成員・参考人からの事前提出意見一覧⑤
現状と課題

今後の研究の方向性

16

中間評価に示された通り、がんが患者の精神心理面に
与える影響の把握や、患者の精神心理的ケアが不十分
である。

中間評価に示された通り、がんが患者の精神心理面に与える影響の
把握を進めるとともに、医療従事者だけでなく、患者や、職場等の
患者を取り巻く様々なステークホルダーが加わり、ピアサポートを
はじめとする学会や患者団体等が行っている患者支援に係る取り組
みを踏まえた患者の精神心理的ケアの具体策を研究すべきである。

17

就労支援において、非正規雇用や自営業・フリーラン
スの方々が取り残されがちである。

第4期がん対策推進基本計画では「国は、就労支援の更なる 充実に
向けて、 様々な就労形態における がん患者の 就労及び 離職の実態
を把握し、それを踏まえた就労支援の提供体制について検討す
る。」となっている。非正規雇用や自営業・フリーランス等、多様
な働き方についての実態を把握し、適切な支援について研究を進め
ることが必要ではないか。

18

経済的な課題は、サバイバーシップ実現の上で最も大
きな課題の一つである。第4期がん対策推進基本計画で
も「国は、高度化する治療へのアクセスを確保するた
め、 患者・経験者・家族等の経済的な課題等を明らか
にし、 関係機関や関係学会等と協力して、 利用可能な
施策の周知や課題解決に向けた施策について検討す
る。」とある。

継続した治療による医療費や医学の進歩に伴う高額な治療が生活を
圧迫すること等、経済的課題について継続して議論し、具体的解決
策に結び付ける研究を進めることが必要である。

19

がん医療の進歩によって治療を継続しながら社会生活
を送るがん患者が増加している。がんの治療と学業や
仕事との両立を可能とし、治療後も同様の生活を維持
する上で、治療に伴う外見変化に対する医療現場にお
けるサポートの重要性が認識されている。(第4期がん
対策推進基本計画)

アピアランスケアについて、その充実と、効果的な取り組みについ
ての研究を、評価も併せて進めていくことが必要ではないか。

35