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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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(4) 実務実習を担当する薬剤師の指導能力の向上
責任薬剤師及び認定指導薬剤師は、大学又は地区単位で実施される実習報告会や連絡会、
各種アドバンスト・ワークショップ等に積極的に参加し、実習における教育効果の確認や課
題・問題点の抽出・対応を行うことにより、指導能力の向上や実習の質向上に努める。
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大学での実習実施体制

(1) 学内の実習実施体制及び臨床教育に対する意識の共有
実習において各学生の指導・評価を担当する大学教員(学生担当教員)を配置する。また、実
習を統括する学内委員会を設置し、円滑かつ充実した実習を実施するための方策や課題、学
生に関する評価、実習施設の評価などを定期的に協議し、具体的方法を策定しておく。学生、
実習施設側担当者、学生担当教員等が実習を統括する学内委員会に随時連絡・相談ができる
体制を構築する。
また、学生の実習内容とその到達度を各施設の責任薬剤師及び認定指導薬剤師に伝達する
ために、学生の実務実習記録も含め、客観的な情報共有の方法を大学が主体となって準備し
活用する必要がある。大学での実習実施体制について図 4 に示す。

図 4 大学での実習実施体制
6 年制薬学教育の水準の維持・向上や実習施設との連携の鍵を握るのは個々の薬学部教員
である。大学で定めた教育目標を修得した学生を社会に送り出す責務があることを薬学部全
教員が共通認識として持つ必要があり、そのための研修等を実施するなどして意識の向上を
図るべきである。モデル・コア・カリキュラムに提示された学修目標を各大学で学生にどの
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