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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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F-4-2 地域での公衆衛生、災害対応への貢献

学修目標

標準的な実習内容(例示)

学修事項

薬局

大学(参考)

1)薬剤師として求められる地域住民の生活・衛 (1)地域住民の衛生管理(食中毒の予防、日用品に含まれ ・災害医療における薬剤師の役割

・地域における公衆衛生活動への参画

生環境の保全、疾病予防や感染拡大防止による る化学物質・農薬等の曝露や誤飲・誤食による中毒へ

・学校薬剤師活動の経験

医療環境の維持・整備を実際の地域の中で実践 の対応、環境有害物質や有害生物の駆除等)【1)】
し、地域住民の健康的な環境を確保する。
2)住民・児童生徒に向けた保健知識の普及指

・地域の公衆衛生に関わる薬剤師の役割

病院
・病院でのBCP活動の経験

・地域住民や児童生徒を対象とした薬物乱用防

(2)地域における感染症予防、拡大防止等の対策と発生

止、アンチドーピング活動等の教育活動の経験

時の対応(感染症予防の啓発、消毒薬や衛生用品の供給

・地域及び薬局のBCP活動の経験

確保と使用法の指導、ワクチン接種への主体的参画・

導・啓発活動を実践して、住民・児童生徒の公 貢献等)【1)、2)】
衆衛生意識を向上し、生活環境の向上に積極的 (3)学校薬剤師による学内環境の評価と指導【2)】
に寄与する。

(4)住民・児童生徒に向けた薬の正しい使い方や薬物乱

3)災害時に薬剤師が果たすべき役割や備え等を 用防止、アンチ・ドーピング活動、禁煙指導等に向け
理解し、行動(シミュレーション)する。

た教育・啓発活動や相談対応【2)】
(5)災害時を想定した業務継続計画(BCP)に基づく準
備・災害時の初期対応(医薬品や衛生材料等の備蓄・供
給等)、医療救援活動の心構え【3)】
(6)災害時を想定した、地域医薬品等供給体制の整備や
指導(災害薬事コーディネーター等)の重要性と具体的
役割【3)】

評価ルーブリック
評価の指針:5.地域医療や介護、福祉の中で、地域住民の疾病予防や健康維持・増進(a)、公衆衛生等に携わり(b)、個々の課題解決に取り組む。
観点

アウトカム

第 4 段階

第 3 段階

第 2 段階

第 1 段階

(b)公衆衛生・災 公衆衛生等に携わり、個々の 地域住民や学校の生活・衛生環境の保全について 地域住民や学校の生活・衛生環境の保全における 学校薬剤師に同行し、学校環境の問題点の抽出と 地域、組織の業務継続計画(BCP)活動に参加し、
害への対応実践

課題解決に取り組む。

整理抽出した課題に対し、具体的な対応策の検討 課題や問題点を抽出し、解決を目指した取組に積 その改善対応に取り組む。

自らの行動をシミュレーションし、記述する。地

を行い提案する。この繰り返しにより、地域住民 極的に関わる。

医薬品適正使用や薬物乱用防止、禁煙活動等に取 域における感染症の予防や拡大防止を想定し、感

の公衆衛生意識の向上と生活環境の向上に積極的

り組み、現状の把握を行うと共に、教育的な指導 染症が発生した時の消毒や、感染症予防対策をシ

に関与する。

に取り組む。

ミュレーションする。

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