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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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評価ルーブリック
評価の指針:6.医療人として、個々の患者や家族の気持ちに寄り添い利他的な行動を心がける。また、倫理的な配慮についても深く考察して対応する。
観点

第 4 段階

アウトカム

第 3 段階

第 2 段階

第 1 段階
大学での評価(シミュレーション)

臨床現場での評価

/臨床現場での評価(実地)

医療人としての

豊かな人間性と生命の尊厳に 患者・生活者を全人的・総合的に深く理解し、患 患者・生活者の想いに寄り添い、その自己決定を 生命の尊厳を意識し、多様性、人間性を尊重す

倫理観と利他的

関する深い認識を持ち、患

行動

者・生活者に寄り添い、権利

生と死の現場で、薬剤師が人の命に関わる職業で

者・生活者の利益と安全を最優先して行動する。 サポートする。患者・生活者の安全と利益を最優 る。患者・生活者の視点に立ち、その想いを受け あることを自覚し、何ができるかを深く考察す
先した倫理的判断をする。

止め、生活全般を観察・評価する。

を尊重し、利他的に行動す

る。他者の人権を尊重し、思いやりを持って利他
的に行動する。

る。

評価の指針:7.薬剤師業務の社会的責務を深く理解し(a)、医療人としての自覚と心構えを持ち(b)、他の医療、保健、介護、福祉関係者と連携し対応する(c)。
(a)医療人として 薬剤師としての社会的責務を 医療人として社会に貢献する自覚と心構えを持

薬剤師としての人の健康の維持・増進に貢献する 医療人として守らなければならない法令を遵守

の心構えと自己

深く理解し、使命感と責任感 ち、常に自らを律して行動する。

社会的使命を深く理解し、使命感と責任感を自覚 し、法令の遵守ができていない事例等を見過ごさ 生活者のプライバシー保護に留意する。自らの健

研鑽

を持つ。

する。

ず、その適切な解決に積極的に参画する。

薬剤師としての義務及び法令を遵守する。患者・
康管理や時間管理が、患者・生活者の健康を守る
ことに直結することを自覚する。

(b)医療人として 医療人としての心構えを持
の心構えと自己

医療・福祉・公衆衛生を担う薬剤師として、自己 研鑽を続けることは医療・保健に携わる薬剤師の 進化する社会のコミュニケーションや情報関連

ち、常に自己研鑽に努める。 及び他者と共に研鑽し教えあいながら、自ら到達 基本であることを理解し、主体的に自己研鑽に努 ツールを適切に活用して、社会の変化に対応す

研鑽

人の命に深く関わり健康を守るという職責を自覚
し、常に知識と技能の修得に努める。

すべき目標を定め、生涯にわたって学び続ける。 める。良き後輩を育てることは医療人としてのつ る。生涯にわたり学び続ける価値観を持ち、自分
とめであることを認識し誰かのロールモデルとな 自身又は仲間と学び合うことを通して、共に学ぶ
るよう努力する。

(c)他者との相互 他者との相互理解をはかり、 自他の役割や思考・行為・感情・価値観を踏ま
理解と信頼関係

信頼関係を構築する。

の構築

姿勢を心がける。

多職種と協働する上において、職能の背景が異な 自身の限界を認識し、他者を理解することに努め 他者に対して、誠実に思いやりを持って対応す

え、協働する多職種で信頼関係を構築するよう努 ることに配慮し、情報共有し、意見交換し、相互 る。

る。他者からのフィードバックを適切に受け入れ

力する。時に生じる職種間の葛藤にも適切に対応 理解に努める。

他者理解の妨げとなる偏見や自己の知識不足によ る。

し、 互いの職能を活かし合い、職種としての役

る理解不足がないか常に意識して行動する。

割を全うする。

評価の指針:8.医療現場や地域の課題を科学的な視点で考察し解決策を提案するとともに、その成果を広く社会に公表し薬学の進歩に資する。
エビデンスの構

医療現場や地域の課題を科学 臨床現場での経験や課題解決の取組、科学的アプ 明確化した問題や課題に対し、解決に向けたアプ 患者の担当や事例経験からの気づきを定期的に振 患者の担当や事例の経験について、得た学び、気

築への貢献

的な視点で考察し解決策を提 ローチによる臨床課題の発見・解析等をまとめ、 ローチを議論し、解決策・対応策を提案する。
案するとともに、その成果を 公表する。

り返り、議論し、内在している問題や課題を検討 づきを常に記録し、自ら省察する。

臨床現場で実施可能な内容については、問題や課 し、明確化する。

広く社会に公表し薬学の進歩 ※公表とは、大学での発表、学会への発表、症例 題の解決に向けた取り組みを行う。
に資する。

報告や大学に持ち帰っての議論や検討、さらに論
文での公表等を想定。

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