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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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F-5 臨床で求められる基本的な能力
F-5-1 医療・福祉・公衆衛生の現場で活動するための基本姿勢

学修目標

標準的な実習内容(例示)

学修事項

大学(参考)

薬局

病院

1)個々の患者・生活者に寄り添い、身体的、心 (1)患者・生活者の生活全般を広く観察・評価し、その ・患者対応

・一人の患者を継続的に担当

理的、社会的特徴の把握に努め、その想いを受 人らしい人生を支える医療の観点からその人に薬剤師

・患者の心理的、身体的、精神的、社会的特徴

・担当している患者に対する自らの関わり、対応 ・担当している患者に対する自らの関わり、対応

事例を通した検討

に対する定期的省察

に対する定期的省察

・多職種との関わりについての定期的な省察

・多職種との関わりについての定期的な省察

・自己研鑽の機会への積極的参加

・自己研鑽の機会への積極的参加

覚し、自らを律して行動するとともに、薬剤師 (3)医療人として守らなければならない法令を遵守し、
としての義務及び法令を遵守する。医療の担い 法令の遵守ができていない事例などを見過ごさず、そ ◎[実習後(フェーズ③)]

・症例報告と省察

・症例報告と省察

手として、豊かな人間性と生命の尊厳について の適切な解決に積極的に参画する。【2)】

の議論

け止めて患者・生活者を全人的・総合的に深く として何ができる常に考える。【1)】
理解する。
2)薬剤師として医療の中で求められる責任を自

(2)自らの健康管理に十分留意し、時間管理を徹底し、
必要な業務に支障のないような生活態度への配慮を常
に心がける。【2)】

・学びの振り返り

深い認識を持ち、薬剤師の社会的使命を果た

(4)患者・生活者、その家族、連携する多職種などで共 ・症例報告

す。

有する個人情報は、その保護と管理に十分留意する。

3)関係者と相互理解を図り、信頼関係を構築し 【2)】
た上で、他者の意見又は記述された文章を正し
く理解し、それに対する自分の意見を効果的な
説明方法や手段を用いて明確に表現する。

(5)薬剤師が臨床現場で担っている責務をよく観察し、

・一人の患者を継続的に担当

・症例、医療、業務等の問題点の気づきと解決策 ・症例、医療、業務等の問題点の気づきと解決策
の議論

・クリニカルクエスチョンからリサーチクエス

・臨床での気づき(クリニカルクエスチョン)の記 ・臨床での気づき(クリニカルクエスチョン)の記

チョンへの発展





考察し、自覚を深める。【2)】
(6)生と死の現場で薬剤師として何ができるかを考察す
る。【2)】

4)専門職がチームとして連携して活動を推進す (7)医療・介護・福祉関係者及び患者・生活者、家族と
るため、チームの活動の活性化に積極的に貢献 コミュニケーションをとる機会を得て、ニーズを把握
するとともに、チームの中での個人の責任を果 し、わかりやすく効果的に情報共有する。【3)】
たす。

(8)多職種連携の現場で薬剤師の担っている活動に参画

5)自己研鑽を続けることは医療・保健に携わる する。【4)】
薬剤師の基本であることを理解し、薬学・医療
の進歩に対応するために、医療・保健・介護・
福祉・情報・科学技術など薬剤師を巡る社会的
動向を把握する。

(9)自分が行った活動、調査、研修などは必ず記録を取
り、振り返って、より有益な活動に結び付けるととも
に、必要な時にすぐにその記録を提示する。【5)】
(10)進化する社会のコミュニケーションや情報関連
ツールを適切に活用して、社会の変化に確実に即応す

6)医療の質的向上に貢献するため、再現性・信 るよう努力する。【5)】
頼性・具体性のあるエビデンスの構築に努め
(11)地域で必要だと考えられる情報、社会に公表した
る。

方が良いと考えられる情報を主体的に発信する。
【6)】

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