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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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実習中の施設・学生・大学の情報共有による連携

(1) 学生の実習内容・進捗状況の共有
実習期間中は、図 5 に示したように学生担当教員は常に担当学生の状況を把握し、学生が
円滑に実習を行っているか確認する。必要があれば学生との直接の連絡や面談等を通して実
習上の問題の早期発見、解決に努める。
認定指導薬剤師は、学生の実務実習記録の確認や日々の面談等を通して、学生の学修の進
捗状況、健康状態等を把握し、継続的な指導を行う。学生及び大学との情報交換・共有を密
に行い、実習上の問題の早期発見、解決に努める。
(2) 実習評価(学生・認定指導薬剤師)の共有
学生自身が自ら何のために患者を担当し、事例を経験しているのかその意義を常に考え、
自主的にその経験を振り返り、評価を行うことが必要である。
実習指導に関わる薬剤師は、実務実習記録(学生が記載した日誌や 1 週間の振り返り)などに
ついて確認し、形成的評価とともに、サポートし学生の成長を促すことが重要となる。また、
実習の進捗状況等を踏まえ、学生が行った各到達目標に対する到達度の自己評価を確認した
上で、認定指導薬剤師は、到達度評価を行う。
大学における学生担当教員は、実務実習記録(学生が記載した日誌や 1 週間の振り返り)、及
び学生が行った各到達目標に対する到達度の自己評価や、認定指導薬剤師が行った到達度評
価などについて確認し、実務実習の進捗状況及び各到達目標の到達度に常に注目し、状況を
把握する。学生及び施設の責任薬剤師又は認定指導薬剤師との面談等を通じて、学生の形成
的評価を行う。
(3) 大学間、実習施設間、地域関連団体との連携体制の整備
責任薬剤師及び認定指導薬剤師は、大学と密に連携を取って、実務実習を行う。複数の大
学から学生を受け入れる場合は、大学間の実習内容の差を実施可能な範囲に収めるための調
整を行う必要がある。実習中は、実務実習記録や面談等を活用して、学生及び大学との情報
交換・共有を密に行い、適宜、実習計画の修正を行うなど、円滑かつ教育効果の高い実習の
実施に努める。
病院と薬局との間の実習連携やグループ実習の実施に際しては、実習開始前及び実習中に、
各実習施設の責任薬剤師及び認定指導薬剤師と学生担当教員との情報交換を密に行うことに
より、円滑かつ教育効果の高い実習の実施に努める。さらに、学生に不利益となるような、
実習施設による実習内容の差が生じないように努める。円滑かつ充実した実習の実施に必要
な相互理解を行うため、大学のみならず地域関連団体を含めた連携体制の確立に実習施設は
積極的に協力する。
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実習終了後の確認と次施設への情報提供

施設の責任薬剤師又は認定指導薬剤師は、学生の学修状況、実習評価(認定指導薬剤師によ
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