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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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表 1 実務実習実施計画書の記載事項(例示)
大学が実習施設に提示する事項

実習施設が大学に提示する事項

○学生に関する情報
学生氏名、所属、連絡先、実習期間
大学担当教員、大学連絡先
実習に当たり特に伝達が必要な特記事項
○大学での学修状況
大学での教育内容(特に臨床準備教育)の概略
大学での学修で気づいた実習に当たり
特に伝達が必要な特記事項
○実習の概要
薬局実習施設情報:施設名、連絡先、認定指導薬剤師名、
実習期間
病院実習施設情報:施設名、連絡先、認定指導薬剤師名、
実習期間
薬局と病院でのモデル・コア・カリキュラムに準拠した実習
内容(「代表的な疾患」の体験を含む)の分担案
大学、実習施設間での連携事項とその伝達(情報共有)方法
○学生評価方法
○大学、学生から実習施設への要望
○その他

○実習施設での具体的な実習内容
(「代表的な疾患」の体験を含む)とスケジュール案
○実習指導体制
○実習施設独自の実習内容やその評価方法
○実習施設から大学、学生への要望
○その他

(2) 大学における実習前の学修内容及び到達度に関する情報共有
大学における実習前の教育においては、学生が医療現場でスムーズに実習を行うことがで
きる水準までの能力があることを保証する必要がある。大学は実習施設に対し、モデル・コ
ア・カリキュラムの意義・目的・内容や大学が設定している学修内容とその到達度に関する
情報を実習開始前に提供することが重要である。
(3) 学生に関する情報等の共有
学生を実習施設へ送り出す際に適切な連携や学生指導を行うことができるよう、当該学生
の生活態度や体調などの実習の実施に必要な情報や、先に行った実習での様子等に関して施
設と共有する。なお、学生の個人情報については、個人情報保護法を厳守し、学生情報の実
習指導以外での利用などは厳に慎む。
(4) 実習の概要・評価方法の共有
実習開始に当たっては、基本的なスケジュールや学生が修得すべき内容とその進め方につ
いて十分に検討し、大学と実習施設とが綿密な事前打合せを行い、予め協議しておくことが
必須となる。事前打合せで、大学が責任を持って各実習の内容と成果の目標を提示するだけ
でなく、全ての実習が終了した時点での学生の成長を評価する指標も提示する必要がある。

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