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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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た対応を行う。
事前に定めた実習計画の大幅な遅れ、病院での症例検討やチーム医療参画等の体験不足、
薬局での患者・顧客対応不足等の問題が実習施設に見られるときは、学生担当教員と実習を
統括する学内委員会の責任者等が連携して責任薬剤師及び認定指導薬剤師への要請を行う等
により問題解決を図る。
大学は、実務実習を含めた学修により、学生が大学の設定した卒業時の能力のレベルに至
ったかを確認・評価する責務がある。そのため、実習施設と連携を密にして、実務実習の内
容と質の担保に積極的に関与し、実務実習の学修効果を常に確認することが求められる。
2-3-3

地区調整機構、薬学教育協議会の役割

薬学教育協議会には、実務実習を円滑に進めるために、全国を 8 ブロックに分けた地区調
整機構が設置されている。各地区調整機構は各地区に所在する薬学部を有する大学、薬剤師
会及び病院薬剤師会で構成され、本ガイドラインに準拠した円滑な実務実習を効果的に行う
ことを目指す。
薬学教育協議会は、各地区調整機構において実務実習の実施施設と学生とのマッチング等
を行なうとともに、実務実習の質の向上と均一性の担保を図る。また、各地区調整機構の活
動を通して明らかになった問題点や課題に対応すると共に、必要に応じてガイドラインの見
直しを行う。この他、各地区調整機構は、認定実務実習指導薬剤師の認定に必要なワークシ
ョップ及び講習会を各地で開催し、薬学教育協議会は認定実務実習指導薬剤師の認定業務を
行う。
大学は、実習に関わる薬剤師の指導能力の向上、実習施設の指導内容改善等に積極的に関
与する必要がある。そのため、薬学教育協議会は、地区調整機構と協力して、実習を担当す
る薬剤師を対象とした研修事業(スキルアップのための「実務実習アドバンスト・ワークショ
ップ」や「OBE のためのアドバンスト・ワークショップ」など)を実施する。さらに、地区
単位で地域関連団体や大学等が連携し、実習施設の薬剤師、及び大学教員の実習報告会や連
絡会等の機会を提供する。

2-4

大学と施設との連携

モデル・コア・カリキュラムの趣旨を踏まえ、大学-薬局-病院-大学の学修の連携を図
り、一貫性を確保することで、学修効果の高い実習を行う。
大学は、実習開始前、実習期間中、終了後を含めて大学・施設間の良好な関係を構築・維
持し、学生が安心して実習を進められるよう環境を整えることが求められる。したがって、
円滑かつ充実した内容で実習が行われるためには、大学と実習施設のきめ細かな連携が大き
な鍵となる。実習開始前、実習期間中、終了後における大学と実習施設との連携について図
5 に提示する。
また、大学は、実習施設はもとより、地域関連団体とも連携・協力体制を構築する必要が
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