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資料3-1 臨床における実務実習に関するガイドライン(薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) 対応)(薬学教育協議会提出資料) (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
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F-3-2 医薬品情報の管理と活用

学修目標

学修事項

1)医療環境に応じて医薬品の情報源や情報媒体 (1)医療機関や地域の特性等を考慮した医薬品の情報

標準的な実習内容(例示)
薬局

大学(参考)
・医薬品評価(後発医薬品や新薬の評価、フォー

を把握し、利用して網羅的かつ最新の医薬品情 源・情報媒体の選択と利用【1)】

病院

・薬局内及び医療機関との安全性情報の共有と管 ・病院及び医療従事者を対象とした安全性情報の

ミュラリ等)
報を収集し、医療機関や患者集団への情報の適 (2)医療環境に応じた医薬品情報の伝達と周知、その方 ・安全性情報報告シミュレーション

理、対策立案経験

管理、対策立案経験

・安全性情報報告経験

・安全性情報報告経験

合性や必要性を考慮する。また、根拠に基づい

・後発医薬品採用に関わるEBMの実践経験

・医薬品の採用に関わるEBMの実践経験

た適切な評価及び目的に応じた加工を行い、医
薬品情報の提供、発信(伝達)を行う。

法【1)】

(3)医薬品の安全性情報の収集と報告及び緊急情報(安全

・疑義照会シミュレーション

・施設での医薬品関連情報(新薬、後発医薬品等) ・施設での医薬品関連情報(新薬、後発医薬品等)

性情報、回収・製造中止情報等)への対応【2)】
(4)医療現場における根拠に基づく医療(EBM)の実践、

2)医療における安全性情報の収集に努めるとと ビッグデータの活用【3)、4)】
もに、安全性情報や回収情報等に対して医療環 (5)有効かつ安全で経済的な医薬品の使用方針と、医薬
境に応じて迅速に対応する。

の作成、提供経験

の作成、提供経験

・医師からの問い合わせ対応経験

・医師からの問い合わせ対応経験

品の適正な採用、採用中止等の流れ 【3)】

3)報告されている種々の医薬品に関する情報を (6)医薬品適正使用の推進と安全対策の立案【4)】
整理、統合して、臨床で有益な知見を新たに構 (7)医療機関等における標準的な薬剤選択の方針(フォー
ミュラリ)【5)】

築して提供する。
4)適切な医薬品情報及び有害事象情報等に基づ
き、医療環境に応じた医薬品適正使用の推進と
安全対策を立案する。
5)医療環境に応じた医薬品使用基準について理
解し、有効かつ安全で経済的な医薬品の採用、
使用等について説明する。

評価ルーブリック
評価の指針:4.医療現場で、医薬品管理(a)、医薬品情報の管理(b)、医療安全(c)、感染制御(d)に携わり、個々の課題解決に取り組む。
観点

アウトカム

第 4 段階

(b)組織としての 所属する実習施設の医療環境 適正使用を推進するために不足している情報や

第 3 段階

第 2 段階

適切な医薬品情報及び有害事象情報等に基づき、 所属する実習施設の医療環境における医療従事

第 1 段階
所属する実習施設の医療環境に応じて医薬品適正

医薬品情報管理

における医薬品情報に対する テーマを明確化し、新たな知見を見いだす取り組 医療環境に応じた医薬品適正使用を推進するため 者、患者等のニーズを把握し、根拠に基づいた適 使用及び安全性情報を積極的に収集、管理する。

の実践

ニーズに基づき、評価情報を みを行う。

の安全対策を立案する。

提供し、不足情報に対して創

医薬品の採用に当たって評価すべき情報をあげ、 薬品情報の提供、発信(伝達)を行う。

造的に対応する。

必要な情報を収集して、有効かつ安全で経済的な

切な評価を行い、目的に応じて加工し、適切な医

医薬品の採用、使用等について説明する。

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