F-1-1 薬物治療の個別最適化（つづき）

学修目標

学修事項

標準的な実習内容(例示)
薬局

病院

7)個々の患者背景を踏まえ患者の最善のアウト (2)薬物治療を個別最適化するために必要な身体的、心

・様々な患者の担当(様々な疾患：循環器、糖尿

・様々な患者の担当(様々な疾患：循環器、糖尿

カムを考慮し、科学的根拠に基づく薬物治療の 理的、社会的患者背景【2)、7)】

病、感染症、がん等、様々な背景、多疾患併存

病、感染症、がん等、様々な背景、多疾患併存

計画を立案する。

等)

等)

・患者の担当：

・患者の担当：

(1)患者の薬歴や指導記録を確認し、患者の状

(1)患者のカルテや指導記録を毎日確認し、患者

を継続的に把握し、適切に評価し、医薬品の有 用量設定、剤形選択、投与経路、服薬指導・配慮すべ
効性と安全性を確保する。
き点、薬物血中濃度モニタリング、有効性・安全性モ

態、変化の把握

の状態、変化の把握

(2)患者面談

(2)患者面談

9)疾患の病期(急性期、回復期、慢性期、終末

(3)患者の薬物治療のアウトカムに対して何らか

(3)患者の薬物治療のアウトカムに対して何らか

の問題がないか抽出、把握し、討議

の問題がないか抽出、把握し、討議

(4)介入の必要性の検討、調査、討議、薬物治療

(4)介入の必要性の検討、調査、討議、薬物治療

の計画の立案

の計画の立案

(5)患者指導

(5)患者指導

(6)記録と振り返り

(6)記録と振り返り

8)薬物治療開始時からその必要性と安全性を評
価し、医薬品の不適正使用等によるリスクを回

大学(参考)

(3)薬学的管理に必要な身体所見の観察・測定・評価
(フィジカルアセスメント)【2)、5)、7)】
(4)診療ガイドライン・治療ガイドや医薬品リスク管理
計画(RMP)等適切な情報の収集と評価 【3)、7)】

避 するとともに、薬物治療開始後の患者の状態 (5)主な疾患における薬物治療の計画、立案(薬剤選択、

ニタリング等)【2)、3)、4)、5)、6)、7)、8)】

期)や患者や家族の希望、年齢(小児から高齢者 (8)患者の状態と背景及び薬剤の特徴(製剤的性質等)を
まで)、生理学的変動、療養の環境や生活状況
を踏まえ、その状況に適した薬物治療を計画立
案し、関係者間の情報共有により、シームレス
な薬物治療を実践する。
10)複数の疾患、複数の医薬品が複雑に関連し

考慮した調剤上の工夫【7)、8)】
(10)患者情報に基づく薬物治療上の問題点の抽出とそ
の適切な評価及び薬学的管理の実践【7)、8)】
(11)患者の状態を考慮した栄養管理、口腔ケア、生活
指導【7)、8)】
(12)患者の継続的なフォローアップ、薬物治療開始後

て治療を受けている患者の薬物治療について、 からの継続的なモニタリングの実施、薬物治療の効果
その安全性、有効性を評価し、生活の質(QOL) と副作用の評価【7)、8)】
の維持・改善、副作用の予防・早期発見等を実 (13)様々な背景を有する患者の薬物治療の個別最適化
践する。
11)多職種の専門性や思考、意識等の違いを理
解し、連携する多職種とどのように関われば最
も患者・生活者にとって有益かを模索する。多

・入院時初回面談の経験
・初回面談の経験

・入院から退院までの継続的な患者の担当

・継続的に対応可能な患者の担当

【7)、8)、9)】
(14)複数の疾患が併存する場合の適切な薬物治療への
対応【7)、8)、10)】
(15)多数の併用薬が混在する(ポリファーマシー)患者の
薬物治療の再検討、改善【7)、8)、10)】

職種からの評価を受け入れ、連携による患者・ (16)在宅医療やチーム医療等の多職種連携の現場にお
生活者のより効果的な薬物治療と継続的な薬学 ける薬物治療【7)、8)、11)】
的管理を実現する。

――

(17)プロトコールに基づく薬物治療マネジメント

・在宅医療における患者の担当

・担当する患者の病棟カンファレンス、チームカ

・担当する患者の在宅医療における多職種カン

ンファレンスへの参加

ファレンスへの参加

・プロトコールに基づく薬物治療マネジメント
(PBPM)の経験

・定期的な症例報告の実施、症例検討会への参加
・定期的な症例報告の実施、症例検討会への参加

【9)、10)、11)】

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