よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について (14 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011629.html
出典情報 令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について(3/13)《日本医師会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1

地域に貢献することにより、有床診療所の活躍の場が広がり認知度も向上す

2

る。また、緩和ケアやレスパイト入院、看取りなどでも有床診療所は柔軟に対

3

応できる。

4

多死社会の到来により 2040 年には年間の死者が 170 万人と見込まれている

5

が、有床診療所は医療と介護の両方を備えていることから、地域住民が家族に

6

見守られながら安らかに最期を迎える看取りの場を提供可能な施設となり得

7

る。

8

ほとんどの管理医師は高度先進病院で修練を積んで専門医資格を 1 つ以上

9

取得した経歴を持つ医師であり、活躍の余地は大きいものがある。外来のかか

10

りつけ医がそのまま入院主治医として担当し、身体の治療と同時に介護を含

11

めた支える医療を実践できたとき、とくに病弱高齢者にとっては「究極のかか

12

りつけ医」として、頼りになる存在となるといえる。今後の人口動態から医療

13

需要の変化を考えると、有床診療所は今後ますます必要になるのではないか。

8