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4.3.

泌尿器科

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近年の高齢化とともに泌尿器疾患の患者数は確実に増えている。泌尿器科

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が扱う疾患としては急性膀胱炎や前立腺肥大症など内科的治療を主体とする

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ものから腎がんや前立腺がんに対するロボット支援下手術など高度な外科的

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治療を要するものまで非常に多岐に渡っており、それぞれの疾患に応じて無

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床診療所から高度医療を提供する総合病院まで泌尿器科を標榜する医療機関

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が医療を提供している。ここではその中間的な役割を担う泌尿器科有床診療

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所について述べる。

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4.3.1.泌尿器疾患の内科的治療における有床診療所の役割

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尿路感染症は肺炎に次いで多い感染症である。多くは急性尿道炎や単純性

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膀胱炎など外来診療で完結可能な軽症だが、急性腎盂腎炎や急性細菌性前立

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腺炎などから敗血症に進展し、重篤化するものもある。また結石性腎盂腎炎の

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ように早急に尿管ステント留置を必要とする場合もある。そのような際に速

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やかに入院加療に繋げることができる有床診療所の果たす役割は大きい。

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4.3.2.泌尿器疾患の外科的治療における有床診療所の役割

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前立腺肥大症、膀胱がん、尿路結石に対する経尿道的手術は泌尿器科で古く

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から行われている手術であり、有床診療所でも積極的に行われている。前立腺

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肥大症による排尿障害の治療は内服療法が主体であるが、病状が進行して内
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