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令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について (37 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011629.html
出典情報 令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について(3/13)《日本医師会》
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3.3.本章のまとめ

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地域医療の充実には、入院需要に柔軟に応えることができる病床をもつ有

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床診療所の存在が欠かせない。しかし、多くの医療介護従事者の認識不足のた

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め、地域によってはその病床が有効利用されていないという現実がある。本章

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では、有床診療所の認知度向上に向けた今季の取り組みについて紹介した。中

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でも、記念行事となった「有床診療所の日」記念講演会では、過去より地域医

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療に重要な役割を果たしてきた有床診療所の現在の課題が抽出され未来に向

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けての提言がなされるなど、その内容は有床診療所について多くの人に理解

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していただくのにふさわしいものであった。今回の記念講演会はもちろんの

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こと、動画を YouTube に掲載し魅力を発信すること、また会報誌やホームペ

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ージ、さらには各種メディアを通じて、これからも国民への有床診療所の周知

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活動を地道に続けることがきわめて重要である。

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ここで、
「有床診療所」という用語は「無床診療所」に対比しての用語であ

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り、少々国民にはなじみにくいと思われる。
「有床診療所」という名称を変更

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し、もっと親しみやすいネーミングとすることも一考の価値があるのではな

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いだろうか。

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その他、全国有床診療所連絡協議会による「第 36 回全国有床診療所連絡協

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議会総会福島大会」が 2023 年 9 月に開催されたが、その開催に先立って、地

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元新聞社の紙面にて広告を出稿するという取り組みを行っており、有床診療

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所の認知度向上のアプローチには様々な可能性があることの示唆を頂いた。
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