よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について (24 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011629.html
出典情報 令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について(3/13)《日本医師会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1

そのため、平成 16 年 6 月 16 日国税庁課税部長回答で示されたみなし贈与

2

の非課税 4 要件について、認定医療法人制度の認定要件との整合性を図る

3

こと。

4
5

2.4.6.MCDB 制度下の医療法人に関する情報の調査及び分析等

6

令和 5 年 5 月 19 日に公布された全世代対応型の持続可能な社会保障制度を

7

構築するための健康保険法等の一部を改正する法律により、医療法が改正さ

8

れ、医療法人に関する情報の調査及び分析等を行う新たな制度(Medical

9

Corporation Financial Database System=MCDB 制度)が令和 5 年 8 月 1 日に

10

施行された。これにより医療法人は、これまでの事業報告書等とは別に、令和

11

5 年 8 月以降に決算期を迎える法人から毎年会計年度終了後、原則 3 ケ月以内

12

に都道府県へ病院・診療所ごとの経営情報を報告しなければならないとされ

13

た。集められた経営情報は、国の管理下でデータベース化され医療政策等に活

14

用される一方、属性等に応じてグルーピングされた分析結果は医療政策の理

15

解のため国民に情報提供される。

16

MCDB 制度の目的には、
「経営への影響を踏まえた的確な支援策の検討」、
「医

17

療従事者の処遇の適正化に向けた検討」

「医療経済実態調査の補完」などが掲

18

げられている。現状、経営面で厳しい状況下にある有床診療所においては、報

19

告された「生データ」をエビデンスとしてこれらの目的が現実のものとなるこ

20

とが切に望まれる。また、適正な属性等に応じたグルーピングが行われ、それ
18