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令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について (8 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011629.html
出典情報 令和4・5年度有床診療所委員会最終答申について(3/13)《日本医師会》
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第1章

現状分析や課題等について

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1.1.1 有床診療所の現状

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有床診療所は、昭和 50 年から 55 年頃のピーク時に約 3 万施設、28 万床で

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あったが、現在約 5,700 施設 8 万床に激減した。医療関係者の間でも「有床診

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療所」という用語の認知度が低くなってきており、
「入院ベッドを備えた診療

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所」として、わが国の医療を最前線で支える医療機関であると再認識されるこ

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とを期待する。

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1.1.2.第 8 次医療計画及び「新興感染症発生・まん延時における医療」

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3 年半の新型コロナウイルス感染症の流行に際して、全国の有床診療所は、

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発熱外来、ワクチン接種、自宅や介護施設での感染患者への往診、そして入院

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治療と、その対応に力を尽くして役割を果たしてきた。2024 年度からの第 8

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次医療計画には「5 疾病 6 事業」の 6 事業目として「新興感染症発生・まん延

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時における医療」が新たに盛り込まれたが、有床診療所は新型コロナウイルス

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感染症まん延時の経験を生かして積極的に役割を担うことが可能であり、特

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に介護施設入所者の感染時に病院への搬送が極力抑えられるよう、積極的な

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往診や訪問診療なども行って有床診療所の範囲内で完結できるように対応す

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ることにより存在意義を訴えることが可能になる。

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