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資料2-4   令和5年度財務諸表 (114 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》
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化学物質等の有害性調査



産業保健関係者(職域関係者)に対しての研修等を通じた知見の普及



企業倒産に伴い賃金未払のまま退職した労働者に対する未払賃金の立替払

カ 特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金の支払
等の事業を行っています。
(3)主な事業
<調査研究の事業>
労働安全衛生関係法令の制定等の基礎となる科学的知見等の収集・分析、現場に
おける対策の具体的実施に活用可能な技術等の開発、勤労者医療を中心とした高
度・専門的医療の提供などを着実に実施するとともに、総合的かつ効果的な調査研
究の実施を図ることにより、労働災害防止に関する基礎・応用研究機能と臨床研究
機能との一体化による効果を最大限に発揮できる研究を行い、社会の期待により一
層応えられるような体制を整えております。
また、産業活動に伴い依然として多くの労働災害が発生している疾病、又は産業
構造・職場環境等の変化に伴い、勤労者の新たな健康問題として社会問題化してい
る疾病について、モデル医療やモデル予防法の研究・開発、普及に取り組んでおり
ます。
日本バイオアッセイ研究センターでは、ラット、マウス等の実験動物を用いた、
吸入ばく露試験などによる安全性試験、また微生物や培養細胞を用いた変異原性試
験等に取り組んでいます。
なお、一部の試験について、遵守すべき試験方法に関する手順書から逸脱してい
たことが明らかになり、令和3年3月に公表しました。機構といたしましては、こ
のような事案が発生したことを重く受け止め、「日本バイオアッセイ研究センター
における試験手順書からの逸脱行為事案に関する検討会報告書」
(令和3年7月 30
日厚生労働省)を踏まえ、標準操作手順書の自主的な点検及び見直し、研究倫理意
識の向上、外部組織との交流や研究不正通報窓口の実効性の確保等再発防止対策へ
の取組を行っているところです。
<労災病院の事業>
労災病院は、勤労者の職業生活を医療の面から支えるという理念の下、アスベス
ト関連疾患、勤労者のメンタルヘルス、業務の過重負荷による脳・心臓疾患(過労
死)等を最重点分野としつつ、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病等の勤労者が
罹患することの多い疾病も含め、その予防から治療、リハビリテーション、職場復
帰に至るまで一貫した高度・専門的医療を提供しているところです。
また、労災疾病に関する医療については、他の医療機関では症例がない等により
対応が困難なものもあることから、労災病院において、これまで蓄積された医学的
知見を基に研究を行い、その最新の研究成果を踏まえて、産業医等関係者、地域の
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