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資料1_大学病院の各機能に関する課題と重点化 (14 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00015.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第12回 3/21)《文部科学省》
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特定機能病院のあり方に関するこれまでの議論の整理(案)について
○厚生労働省の「第23回特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」において、大学病院本院
である特定機能病院の自主的な取組を評価するために見直しを行うことが示された。
○見直しの観点としては、①、②が示された。
①地域(特に医師が少数である等の条件不利地域)において、高度な医療等を提供するための拠点としての機能
や、医師派遣機能を果たしていることを評価する。
②現在の「承認要件」を、すべての大学病院本院が満たすべき「基礎的基準」として整理するとともに、個々の大学
病院本院が地域の実情も踏まえて自主的に実施している高度な医療提供・教育・研究・医師派遣に係る取組を
「発展的(上乗せ)基準」によって評価し、その結果を公表する。
基礎的基準:

発展的(上乗せ)基準:

現在の承認要件を基本としつつ、全ての大学病院本院が満たすべき基準
(大学病院本院が自動的に特定機能病院とされるという考えではない)

大学病院本院が自主的に実施している高度な医療提供・教育・研究・医師
派遣に係る取組を評価する基準

基準

項目(案)

医療提供

紹介率、逆紹介率、基本診療科の幅広い設置、専門医
配置、高難度新規医療技術への対応、先進医療又は難
病医療等の実施等

①医療提供に関する基準
・複数の合併症例や一定の重症度の救急症例の受入れ
・高度な医療(移植医療、ゲノム医療等)の実施等

教育

いわゆるStudent Doctorの育成、研修医数※・専攻医
数※、幅広い基本診療科の専門研修プログラムを基幹施
設として担っていること、地域の医療機関への学習機会の
提供※等、看護師・薬剤師その他専門職の実習受け入
れ・育成※

研究

査読付き英語論文※(Case Report やLetter につい
ては、本数制限や割引等を行う。)、 IRB 設置、 COI 管
理、 研究支援組織設置 等

医師派遣

地域に一定の医師派遣を行っていること※

医療安全

引き続き検討

(注)太字下線が新設 ※については評価のあり方について検討

②教育に関する基準
・医師の地域循環
・地域枠の受入れ、サブスペシャルティ医師の養成、希有な専門性の涵養等
③研究に関する基準
・研究実施体制、研究基盤
・医師一人当たり論文数、競争的研究費の獲得状況、Top10%補正論文
数等の実績等
④医師派遣に関する基準
・医師少数区域等への派遣実績
・医師一人当たり派遣医師数、医師確保等の前提状況(大学病院本院立
地自治体医師数、医学部数)等
(出典)厚生労働省「第23回特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」
資料1を基に文部科学省医学教育課で作成

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