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資料1_大学病院の各機能に関する課題と重点化 (42 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00015.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第12回 3/21)《文部科学省》
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大学病院と地域基幹病院との診療の比較③ ( 1県1医大地域の事例)
3 高額レセプトの件数
レセプト(診療報酬明細書)は、実施した保険診療に対する報酬を保険者に請求するものであり、その中でも高額なレセプトの多寡は、多岐にわたる
高度・専門的な医療提供を反映するものといえる。
◆レセプト件数の割合
・大学病院は、50万点以上、100万点以上と
もに、割合の高さが顕著。
・100万点以上のレセプトは2病院にしか実績
がなく、大学病院は、多くの医療資源を必要と
する高度・専門的な医療提供を担っているとい
える。

点数区分
50万

以上

うち
100
万点
以上

A大学病院

B病院

C病院

D病院

E病院

外科系

77.7%

14.5%

7.7%

0.0%

0.0%

内科系

64.9%

31.7%

3.4%

0.0%

0.0%



70.1%

24.7%

5.2%

0.0%

0.0%

外科系

80.0%

20.0%

0.0%

0.0%

0.0%

内科系

67.9%

32.1%

0.0%

0.0%

0.0%



72.9%

27.1%

0.0%

0.0%

0.0%

4 高難度・移植・がんゲノム医療等
高度な医療技術、知識と経験のある医療職、十分な設備を必要とする、ロボット支援手術、移植医療、がんゲノム医療等の多寡は、より高度な医療の
提供体制を反映するものといえる。
◆件数の割合
・大学病院は、ロボット手術の件数割合が80%以上
を占めている。
・移植医療に関しては、腎、骨髄、角膜の件数割合が、
50%以上を占めており、腎、角膜に関しては、100%
である。
・がんゲノム医療に関しては、大学病院が70%以上を
占めている。
・救命救急入院料と特定集中治療室管理料を算定
した患者割合は、大学病院院がそれぞれ30%以上を
占めている。県内で唯一の高度救命救急センターであ
り、特定集中治療室管理料「2」を算定しているのも
大学病院のみ。


1

2

3

4

5

基礎疾患のある患者

A大学病院

B病院

C病院

D病院

E病院

ロボット手術

82.0%

18.0%

0.0%

0.0%

0.0%

腎移植

100.0%

不明

0.0%

0.0%

0.0%

骨髄移植

57.1%

42.9%

0.0%

0.0%

0.0%

角膜移植

100.0%

不明

0.0%

0.0%

0.0%

がんゲノムプロファイリング検査

73.0%

27.0%

0.0%

0.0%

0.0%

-

-

救命救急センターの区分
救命救急入院料を算定した実患者数
特定集中治療室管理料の区分
特定集中治療室管理料を算定した実患者数

高度救命救急センター

救命救急センター

30.4%

33.2%

36.4%

0.0%

0.0%

「2」

「3」

「4」

-

-

37.1%

23.7%

39.2%

0.0%

0.0%

5 先進医療を実施している医療機関
新しい治療法や検査法に効果が認められるまでは、公的医療保険が適用されず、それまでは厚生労働省が認定する医療施設において、先進医療として
公的医療保険との併用により提供される。高度な医療に積極的に取り組む姿勢、高い技術を持つ医療スタッフ、十分な設備などが必要となり、その多寡は、
先進的な診療能力を反映するものといえる。
・県内では、不妊治療関連を除くと先進医療を実施しているのは特定機能病院である大学病院のみ。

出典:A大学病院での調査結果を基に、文部科学省
医学教育課において作成・加工
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