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資料1_大学病院の各機能に関する課題と重点化 (16 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00015.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第12回 3/21)《文部科学省》
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特定機能病院制度の見直しに向けた意見②(案)【各論】
また、各論として、各基準の個別の論点に係る意見は以下のとおりである。

<基礎的基準>
○ 「大学病院改革プラン」等の各機関の戦略・計画と整合し、適時これらの見直しを行っていることを評価してはどうか。
○ 病院長等幹部職員がリーダシップを発揮し、各機能のエフォート管理や、病床数のバランス、人材の確保・配置、医薬品・材料の調
達など多角的な視点から運営改善を図ろうとすることを評価してはどうか。
○ 財務・経営状況について分析等を行い、自院の経営改善に取り組もうとする大学病院を評価してはどうか。
○ 各機能に関連する機関(大学本部、他大学病院、都道府県、自治体、民間企業、医療機関等)との連携や、地域住民への公
開講座等の地域社会への貢献を含め必要な役割を果たしていることを評価してはどうか。
<医療提供に関する基準>
○ 立地する地域において求められる高度な医療の提供や救急症例等を一定程度受入れ、地域医療に貢献していることを評価しては
どうか。
○ 立地する地域において必要な医師を確保し、要請に応じて必要な医師を派遣できることを評価してはどうか。
○ 特定行為研修を修了した看護師の養成・確保など、タスク・シフト/シェアやチーム医療を実施するための環境を整備し、医療従事
者の業務負担軽減や医療の質向上に取り組む大学病院を評価してはどうか。
<教育に関する基準>
○ 研修医、専攻医の受入れのほか、医学生の診療参加型臨床実習の実質化や大学院生の確保など、高度な医療の提供や地域医
療への貢献の背景となる医育機能を十分に果たしていることを評価してはどうか。
○ 特に、地域において医師少数区域や特定の診療科を専門とする医師の不足を抱える地域に立地する大学病院においては、地域の
医療需要に応じた医師養成を行うことを評価してはどうか。

<研究に関する基準>
○ 単純な論文数や研究費の獲得状況だけではなく、例えば強みのある分野に限った研究成果等の状況を評価するなど、特定の分野・
領域において強みを発揮している大学病院においても研究の取組が適切に評価されるよう柔軟な基準設定をしてはどうか。
○ 研究環境の整備や、共同研究、分野融合研究の推進など組織として優れた研究成果の創出に取り組もうとする大学病院を評価し
てはどうか。

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