○調剤(その1)について-5 (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00098.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第483回 7/14)《厚生労働省》 |
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〇 高齢者では、6剤以上の投薬が特に有害事象の発生増加に関連している。
〇 高齢者の薬物有害事象は、意識障害、低血糖、肝機能障害、電解質異常、ふらつき・転倒の順に多かった。
高齢者の薬物有害事象
の主な症状
高齢者の投与薬剤数と有害事象の関係性
薬物有害事象発生率
投
与
薬
剤
数
薬物有害事象を呈した
者の症状の内訳
意識障害
9.6%
低血糖
9.6%
肝機能障害
9.6%
電解質異常
7.7%
ふらつき・転倒
5.8%
低血圧
4.8%
無動・不随意運動
3.8%
便秘・下痢・腹痛
3.8%
食欲不振・吐き気
3.8%
徐脈
3.8%
出血・INR延長
3.8%
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2013年4月~2014年3月に大学病院老年科5施設(杏林大学高齢医学科、名古屋
大学老年内科、東北大学老年科、大阪大学老年・高血圧内科、東京大学老年病
科)に入院した65歳以上の患者の薬物有害事象を調査した。
投与薬剤数は6.6±3.6剤.
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患者数:700名、平均年齢:81.5歳(男性46.1%)
252人(10.5%)に副作用を確認。
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薬物有害事象を呈した患者数:104名(14.7%)※上記表は、そのうち102名の症状の内訳
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1995年~2010年に東京大学病院の老年病科に入院した65歳以上の高齢者
2,412人(年齢:78.7±7.3歳、男性51.3%)の薬物による副作用を後向きに調査。
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出典:Kojima T, Akishita M, Kameyama Y, et al: High risk of adverse drug reactions in elderly patients taking six or more drugs:
analysis of inpatient database. GeriatrGerontol Int. 2012; 12: 761-2.
出典:厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)
平成25(2013)年度 総括研究報告書「高齢者の薬物治療の安全性に関する研究」
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