○調剤(その1)について-5 (92 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00098.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第483回 7/14)《厚生労働省》 |
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平成30年10月18日 第7回
医薬品医療機器制度部会
資料2
○ がんの薬物療法など、より丁寧な薬学的管理を要する疾患においては、医療機関からの指示に基づいて薬局薬剤師が服用
期間中の服薬状況等をフォローし、その結果を医療機関に共有することで、副作用等への対応をより適切に行うことができる。
○ こうした機能を発揮するためには、医療機関と薬局の密な連携が重要。
「薬剤師が担う医療機関と薬局間の連携手法の検討とアウトカムの評価研究」(平成28年度~29年度厚生労働行政推進調査事業費補助金)
■研究代表者:安原 眞人(東京医科歯科大学)
■研究目的:プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)により、がん外来化学療法で経口抗がん剤を
服用している患者に対して、薬局が服用期間中にフォローアップを行うことの効果を研究
薬局のフォローアップ対応の流れ
実施フロー図
事前に共同でプロトコール作成
かかりつけ薬剤師
・薬局
病院
【テレフォンフォローアップの実施】
②チェックシートFAX
来局日以降、予約日にチェックシートを参照しながら、電話フォローアップを行う。
病院薬剤師
【有害事象等で緊急対応が必要な場合】
チェックシートを病院へFAXするとともに、直ちに医療機関の事前に取り決めた部署へ
電話連絡。また、緊急対応した事例についてのサマリーを作成。
外来医師
①電話フォロー
指示
【緊急対応に該当しなかった場合】
記入したチェックシートを病院へFAXで送付。
薬局薬剤師からの副作用に対する対応や
電話フォローで患者の副作用への対処方法
アドバイスは有用であったか(患者調査)
の実施がより適切に行えたか(医師調査)
<結果>
1.6%
129名の登録患者(トレーシングレポート428件)
0%
5.0%
4.7%
・ 電話フォローアップを契機とする
7.8%
緊急入院 1名
そう思う
予定外受診 4名(5件)
やや思う
かなり思う
9.4%
休薬 9名
どちらでもない
28.0%
・ 電話フォローアップに基づく
少し思う
あまり思わない
医師への処方提案 49件
54.7%
あまり思わない
21.9%
このうち23件(47%)が処方に反映
思わない
67.0%
⇒副作用の重篤化を回避し患者の安全に直接寄与
指示
報告
・提案
指示
無記入
思わない
患者
保険薬局と病院薬剤師と医師が情報を共有
し連携することは必要か(医師調査)
0.0%
0.0%
かなり思う
14.0%
少し思う
あまり思わない
86.0%
思わない
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