よむ、つかう、まなぶ。
資料1-2-3診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Probable:Aを満たすが、Bが実施されていない例
(2)縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー(MIM# 600737, Distal myopathy with rimmed vacuoles:DMRV, GNE
myopathy*)診断基準
●診断に有用な特徴
A.臨床的特徴(a かつ b を満たす)
a.常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)又は孤発性
b.進行性の筋力低下及び筋萎縮:前脛骨筋や大腿屈筋群、大内転筋が侵されるが、大腿四頭筋は
多くは保たれる。
(以下は参考所見)
・発症年齢は 15 歳から 40 歳までが多い。
・5~20 年の経過で歩行不能となることが多い。
・血清 CK 値は正常から軽度高値(1,500IU/L 以下)
・針筋電図で筋原性変化(ただし、fibrillation potential や高振幅 MUP が認められることがある。)
B.筋生検所見(a は必須を満たす)
a.縁取り空胞を伴う筋線維
(以下は参考所見)
・通常強い炎症反応を伴わない。
・筋線維内のβ-アミロイド沈着
・筋線維内のユビキチン陽性封入体
・筋線維内の p62 陽性凝集体
・筋線維内のリン酸化タウ
・ ( 電 子 顕 微 鏡 に て ) 核 又 は 細 胞 質 内 の 15 ~20nm の フ ィラメン ト 状 封 入体 ( tubulofilamentous
inclusions)の存在
C.遺伝学的検査
GNE 遺伝子のホモ接合型又は複合へテロ接合型変異
●除外すべき疾患
臨床的鑑別
・遠位筋を侵し得る他の筋疾患(他の遠位型ミオパチーを含む。)
・神経原性疾患
病理学的鑑別
・縁取り空胞を来す他のミオパチー
●診断のカテゴリー
Definite:A又はBの少なくとも一方を満たし、かつ C を満たすもの。
Probable:A+Bを満たすもの。
- 4-
(2)縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー(MIM# 600737, Distal myopathy with rimmed vacuoles:DMRV, GNE
myopathy*)診断基準
●診断に有用な特徴
A.臨床的特徴(a かつ b を満たす)
a.常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)又は孤発性
b.進行性の筋力低下及び筋萎縮:前脛骨筋や大腿屈筋群、大内転筋が侵されるが、大腿四頭筋は
多くは保たれる。
(以下は参考所見)
・発症年齢は 15 歳から 40 歳までが多い。
・5~20 年の経過で歩行不能となることが多い。
・血清 CK 値は正常から軽度高値(1,500IU/L 以下)
・針筋電図で筋原性変化(ただし、fibrillation potential や高振幅 MUP が認められることがある。)
B.筋生検所見(a は必須を満たす)
a.縁取り空胞を伴う筋線維
(以下は参考所見)
・通常強い炎症反応を伴わない。
・筋線維内のβ-アミロイド沈着
・筋線維内のユビキチン陽性封入体
・筋線維内の p62 陽性凝集体
・筋線維内のリン酸化タウ
・ ( 電 子 顕 微 鏡 に て ) 核 又 は 細 胞 質 内 の 15 ~20nm の フ ィラメン ト 状 封 入体 ( tubulofilamentous
inclusions)の存在
C.遺伝学的検査
GNE 遺伝子のホモ接合型又は複合へテロ接合型変異
●除外すべき疾患
臨床的鑑別
・遠位筋を侵し得る他の筋疾患(他の遠位型ミオパチーを含む。)
・神経原性疾患
病理学的鑑別
・縁取り空胞を来す他のミオパチー
●診断のカテゴリー
Definite:A又はBの少なくとも一方を満たし、かつ C を満たすもの。
Probable:A+Bを満たすもの。
- 4-