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資料1-2-3診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
1.主要症状
(1)上気道(E)の症状
E:鼻(膿性鼻漏、出血、鞍鼻)、眼(眼痛、視力低下、眼球突出)、耳(中耳炎)、口腔・咽頭痛(潰瘍、嗄声、
気道閉塞)
(2)肺(L)の症状
L:血痰、咳嗽、呼吸困難
(3)腎(K)の症状
血尿、蛋白尿、急速に進行する腎不全、浮腫、高血圧
(4)血管炎による症状
①全身症状:発熱(38℃以上、2週間以上)、体重減少(6か月以内に6㎏以上)
②臓器症状:紫斑、多関節炎(痛)、上強膜炎、多発性単神経炎、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、消化
管出血(吐血・下血)、胸膜炎
2.主要組織所見
①E、L、Kの巨細胞を伴う壊死性肉芽腫性炎
②免疫グロブリン沈着を伴わない壊死性半月体形成腎炎
③小・細動脈の壊死性肉芽腫性血管炎
3.主要検査所見
Proteinase 3-ANCA(PR3-ANCA)(蛍光抗体法でcytoplasmic pattern,Cc-ANCA)が高率に陽性を示す。
4.診断のカテゴリー
(1) Definite
(a)上気道(E)、肺(L)、腎(K)のそれぞれ1臓器症状を含め主要症状の3項目以上を示す例
(b)上気道(E)、肺(L)、腎(K)、血管炎による主要症状の2項目以上及び、組織所見①、②、③の1項目
以上を示す例
(c)上気道(E)、肺(L)、腎(K)、血管炎による主要症状の1項目以上と組織所見①、②、③の1項目以上
及びC(PR-3) ANCA 陽性の例
(2)Probable
(a)上気道(E)、肺(L)、腎(K)、血管炎による主要症状のうち2項目以上の症状を示す例
(b)上気道(E)、肺(L)、腎(K)、血管炎による主要症状のいずれか1項目及び、組織所見①、②、③の1
1項目以上を示す例
項目を示す例
(c)上気道(E)、肺(L)、腎(K)、血管炎による主要症状のいずれか1項目とC(PR-3)ANCA 陽性を示す例

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