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参考資料3 当事者2団体合同の言語聴覚士教育の見直し要望書(差替え版)(日本言語聴覚士協会及び全国リハビリテーション学校協会 提出資料) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26113.html
出典情報 言語聴覚士学校養成所カリキュラム等改善検討会(第4回 6/8)《厚生労働省》
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【改正案の理由】
<専任教員の実務状況>
・現状における専任教員の実務状況(1週間の平均時間)を表2に示す。
(集計:月曜日~金曜日)
表2:専任教員の実務状況(2021 年日本言語聴覚士協会調べ)
授業

会議・委員会

臨床活動

学生指導

研究・その他

合計

大学

15.2 時間

4.6 時間

4.4 時間

9.8 時間

7.5 時間

41.5 時間

3年課程

13.2 時間

5.2 時間

10.2 時間

12.3 時間

40.9 時間

2年課程

14.2 時間

4.9 時間

5.0 時間

9.9 時間

34.0 時間

なお、2年課程においては土曜日開講の養成校も多い。今回の調査は月~金曜日までの集約であることから、
調査の養成校においては週 40 時間程度の勤務状態となっていると考えられる。その他、養成校が行っている
実習施設との調整は別添資料 10(p29)の通りであり、教員は実習施設との調整にも多くの時間を費やしている
実態が認められる。
<専任教員配置の現状>
・現状における専任教員の配置状況を示す。大学においては配置数が多い傾向にあるが、専修学校の多くが現
行の指定規則に定められた配置数か、または配置数に満たない少ない状態がうかがえる。
専任教員数(現状:定員40人1クラス 48校)
専修学校(専攻科含む)
第3号,第5号(2年以上)
ST

ST以外

2
3
4
5
5
7

2
3
0
0
1
1


4
6
4
5
6
8
計:

大学

第1号(3年以上)

施設数

ST

ST以外

1
1
7
3
1
1
14

2
3
3
4
4
5
5
6
6
7

3
0
1
1
2
0
1
0
1
0

現行指定規則の配置数
改正により増員必要


5
3
4
5
6
5
6
6
7
7
計:

現行指定規則で配置不足(調査時)

第1号(4年)

施設数

ST

ST以外

1
1
1
1
1
5
2
2
1
1
16

4
4
5
6
6
7
8
8
8
8
9
9
10
12

2
4
2
1
2
1
0
1
2
4
3
4
0
0


6
8
7
7
8
8
8
9
10
12
12
13
10
12
計:

施設数
1
1
1
2
1
2
3
1
1
1
1
1
1
1
18

・専任教員の増員は、改正による新規科目の追加(別添資料4・5:指定規則別表第1・2)や言語聴覚士養
成教育ガイドラインの教員に求められる事項の見直し(別添資料 18:教員に関する事項)として教員の臨床
能力の向上に努めることが望ましいことを見直し案としたこと、臨床実習においては実習指導者や学生共に
さまざまな問題を抱えることが多く(別添資料 22(p40)、資料 26(p50))、効果的な臨床実習のためには実習の
進捗状況などを管理する教員(実務調整者)の配置が必要であることなどにより教員の実務時間が増えること
から、現在の専任教員配置状況をふまえ教育の質の担保に向けて専任教員1名の増員をしたい。

②専任教員の要件について
第4条

【学校及び養成所の指定基準】における言語聴覚士である専任教員の要件について

教育の質を高めるため、専任教員の要件として教育に関する科目取得や専任教員講習会受講などを追加し
たい。

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