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資料1-2-3-3    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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2022/06/02(ワクチン接種の 4 時間後)、患者は川崎病を発現した。

患者の状態は川崎病の主要症状の 6/6 を満たし、川崎病と診断された。
発熱 6 日目から免疫グロブリン、アスピリン中用量、ステロイド、抗菌剤
投与による治療を開始した。血液検査と心臓超音波検査の結果を経時的に
評価し、CRP 陰性化を確認後、ステロイドを減量した。全身の皮疹のみが
しばらく残存したが、約 2 週間で落屑となり消失した。経過中に冠動脈瘤
形成はなし。

事象は、IVIG 1.0g/kg、プレドニン 1.0mg/kg、ASA を 50mg/kg/日を含む、
新たな薬剤/その他の治療/処置の開始を必要とした。

2022/07/23、事象の転帰は「回復」であった。

報告医師は事象を重篤(入院、2022/06/08 から 2022/06/23 まで、)と分
類して、事象が BNT162b2 に関連があることを評価した。

事象の他要因(他の疾患など)の可能性は川崎病(報告とおり)であっ
た。

報告者は、以下の通りコメントした:

新型コロナワクチンを接種した 4 時間後から、摂氏 40 度の発熱が発現し
た。副反応を疑い、患者は解熱薬を内服し経過を見ていた。

翌日、全身に発疹が出現したため、近医を受診した。ワクチンによる副反
応が疑われ、経過観察となった。その後も症状の改善がないため、発症 6
日目、前医を初診した。川崎病が疑われ、当院紹介受診となった。

患者は川崎病の主要症状 6/6 を満たし、各種検査を受けた。結果は、WB
C 2500(Neut 72.2%)、PLT 100000、AST 53、ALT 51、LDH
417、gamma -GTP 39、ALB3.0、Na 134、CRP 4.88、IgG 891、
Ferritin 411.7、FDP 20、D-dimer 9.8、膿尿、咽頭溶連菌陰性、鼻腔C
OVID−19

PCR陰性、COVID−19

IgG抗体陰性であっ

た。

心臓超音波検査で、明らかな冠動脈瘤の形成を認めなかった。(Zスコア
#1 2.5mm、#5 3.3mm、#6 2.0mm、#11 2.2mm)以上のことから、ワクチン

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