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資料1-2-3-3    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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臨床経過:

2022/03/02、1 回目のワクチン接種(ロット番号 FN5988、有効期限
2022/07/31)で局所の腫脹のみ認められた。

2022/04/12、2 回目のワクチン接種(ロット番号 FN5988、有効期限
2022/07/31)で局所の腫脹のみ認められた。

患者が COVID ワクチン接種前の 4 週以内に他のワクチン接種をしたか否か
は不明であった。

3 回目のワクチン接種で目立った局所の腫脹はなかった。

当日、けいれんが 2 時間持続し、救急科に搬送された。

病院到着時、DIC(播種性血管内凝固)および腎障害が認められ、入院
後に症状は多臓器不全へ進展した。

病態の focus としては中枢神経の障害が最も疑われた。

2022/09/26、剖検が行われた。正式な結果は未作成だが、肝腎のショック
の所見で、脳幹まで及ぶ高度な脳浮腫を認めた。

死亡診断書:

1、多臓器不全

2、敗血症

3、急性脳症

患者の病歴および現在わかっている検査結果などに基づき、ワクチン接種
以外の他の原因は不明である。

現在、剖検の検体を使い病原体検査、遺伝子検査、代謝系の検査を広く行
っている。結果がいつ出るかは、この時点では不明である。

患者の来院前後の経過(医療記録による):

前の病院で複数の抗痙攣薬を投与され 2 時間後に鎮痙に至った。報告病院

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